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体重は渡米後に激増でも「これ以上はどうにも…」なぜ「日本人はNFLに行けないのか」問題…“兄妹は全米王者”の超アスリートに先駆者が語った「意外な理由」
posted2026/07/07 11:02
現在、米NCAA1部のラマー大学でラインバッカーとして活躍する吉川大紀。夢舞台のNFLに向けて「足りないもの」とは何なのか
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北川直樹Naoki Kitagawa
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本人提供
ラマー大学に着いて、吉川大紀が最初の1週間で痛感したのは「人間の大きさ」だった。
当時の吉川の体格は、182cmで90kg。日本では決して小さくはない。だが、本気でNCAA1部で戦うアメリカンフットボール選手は、端的に言えば“巨人”だった。
全米トップの高校生が集まる「狭き門」
全米の高校でフットボールをプレーする選手のうち、NCAA1部の大学まで進めるのは1%以下とされる。その狭き門をくぐり抜けた選手たちが、ラマー大学のフィールドには集まっていた。
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「最初の練習でもう無理なんじゃないかと。心が折れそうになりましたね」
スピードとクイックネスが特に違った。中学・高校で触れていたアメフトとは、全くの別物だった。
「そこら中の州の代表……ステートチャンピオンみたいな選手が集まってくるので。全米のハイスクールでトップ級だった選手たちが、集まっている。そんな選手がみんな生き残りに必死で。アピールのためなら練習の順番なんて守らない。ちょっとでも引いたら生き残れない感じでした」
練習に加えて、日常生活もハードだった。平日は、朝5時に起床し、6時から筋力トレーニング。7時からミーティングを経て8時半から全体練習。午後からは大学の授業でマーケティングや経済学、会計学を学ぶ。それを終えれば夕方にはまたミーティングがあり、夜には翌日の授業の予習や相手チームのスカウティングもある。もちろん全て英語だ。そんなタフな環境で、吉川は少しずつ力を伸ばしていった。
大学の食堂で出るメキシコ料理を食べて体重を増やした。渡米時の90kgから100kgへ。タコス、トルティーヤ、ナゾのオレンジ色のご飯……とにかくたくさん食べた。
自炊はしない。その理由は、監督との約束が関係しているという。
「試合に安定して出たいのであれば、体重を220ポンド(約100kg)以上にしないと起用出来ない」と言われた。その為には毎食、食堂のビュッフェで食事を大量に摂取し、体重を増やし、キープする必要があった。

