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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
涙のブラジル戦翌日、無言だった田中碧は“ある誓い”を立てた…“中継には映らなかった”日本選手たちの思い「記者陣の前で、すでに前を向いていた」
text by

矢内由美子Yumiko Yanai
photograph byJIJI PRESS
posted2026/07/02 17:02
ブラジル戦翌日、思いを吐露した田中碧
「現実は甘くないなと感じた。グループリーグとは違う強度、クオリティー。現実を突きつけられた感がある。4年間、高いところを目指してきただけに悔しい」
そして、こう続けた。
「ケガもしたし、いろんなものを乗り越えながらのプレーだった。毎試合、毎試合が僕にとっての最後のゲームだと思ってプレーしていた」
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カタールW杯はコスタリカ戦のみの出場だったが、今回は4試合フル出場。感情を表に出すタイプではないが、言葉には万感の思いがにじんでいた。
過去大会のミックスゾーンとは違う雰囲気
実は、ピッチで涙する選手は多かったが、ミックスゾーンに来た時には既に次へと気持ちを切り替えている選手が多かった印象だ。PK戦の末にパラグアイに敗れ、長友が最初に涙を流した10年南アフリカW杯、終了間際にベルギーに逆転されて散った18年ロシアW杯、PK戦の末にクロアチアに負けた22年カタールW杯ではミックスゾーンで涙している選手がかなりいたが、今回は少なかった。今やれることはやった。ブラジルと力と力をぶつけ合って負けたのだから仕方ない。そう思っている選手が多かったのだろう。
その1人が堂安律(フランクフルト)だ。カタールW杯を終えた3年半前のあの日、「僕はずっとエースになりたいと言ってきたが、リーダーにならなくちゃいけない」と誓っていた背番号10は、今回の北中米W杯でまさに有言実行の姿をピッチ内外で見せていた。
ブラジルとの試合を終え、堂安は「負けるチームじゃないのにな、と思ったりもした。ただ、冷静に振り返ったら厳しかった。これじゃあかんねんな、っていう思いが強かった。いくら自分たちが強いと思ってても、今までいくら親善試合で勝っていても、こういう大会になったらここで負けてしまうのが実際の僕たちの立ち位置」と現状を正面から見つめていた。
そして、4年後について聞かれると「相当な熱量が必要なことは分かっているので、はっきりと目標設定ができたらみんなの前で伝えたいと思います」と言った。


