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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
堂安律に「僕らはテンションを抑える方」とイジられる最年長39歳・長友佑都「これがW杯の魔力ってやつ」“失敗を知る男”が語った「頭のコントロール」とは
posted2026/06/28 11:04
スウェーデン戦の長友佑都
text by

了戒美子Yoshiko Ryokai
photograph by
Kiichi Matsumoto/JMPA
これがW杯の魔力ってやつです
モンテレイでの初練習が行われた6月3日の午前は、気温27度台から30度程度で湿度70パーセント。風が吹けば心地よいが、直射日光下では確かに暑かった。練習後のミックスゾーンで、長友は汗をダラダラと流しながら取材に応じた。現地入りしたばかりということもあって時差ボケで深夜3時に目を覚まして迎えた午前練習だったが「全然めちゃくちゃ元気」と笑顔を振りまいた。39歳のベテランが、時差ボケでも蒸し暑くても元気である理由を、端的に説明する。
「これがW杯の魔力ってやつです」
とても嬉しそうだった。
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長友は、今合宿に入る前に2010年南アフリカ大会、2014年ブラジル大会、2018年ロシア大会の数試合を見返したのだという。
特に、期待されながら1分け2敗に終わったブラジル大会を見返すことはある意味、こころをえぐるような作業だった。当時の長友は、セリエAのインテルに所属し選手として最もあぶらの乗った時期にあった。南アからの4年間は海外組が一気に増えた時期でもあり、招集全23選手のうち国内組は11人、初めて海外組が過半数を占めた大会だった。史上最強とも言われ世間の期待も高かった。だが結果は惨敗。長友は長らく直視できなかった。
「ブラジルW杯は1試合も見たくなかったんです、傷が残ってたんでね。そこにしみると痛かったんで、なかなか見られなかったんですけど」
コートジボワール戦、動きが落ちていた
そこで、初戦コートジボワール戦の映像を見てみることにした。個人的にも自信を持って臨んだ大会だったが、振り返ると自身のプレーは記憶の中のそれとは違っていた。
「当時の自分は、1年間インテルで一番良い時期を過ごして。代表で145試合で4点くらいしか取ってないですけど、インテルでは1シーズン5点とっていて。いいシーズンを過ごして状態も良かったけど、この前久々に見たら、20分くらいから(動きが)落ちてましたね」
試合が行われたレシフェは暑く、合宿が行われたサンパウロ郊外のイトゥは快適な気候だった。この寒暖差にやられたことは認めざるをえない。

