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「女性棋士」への門戸拡大が否決された将棋連盟総会…福間香奈・西山朋佳が残した実績と「年齢制限がある三段リーグの厳しさは…」棋士のプライド
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田丸昇Noboru Tamaru
photograph byKeiji Ishikawa
posted2026/06/28 11:00
2026年度の棋士総会における否決によって、福間香奈女流五冠の「女性棋士」の道はどうなるか
現在、西山白玲は4期獲得している。8月から始まる白玲戦七番勝負で防衛すれば、初の「女性棋士」が誕生する。
連盟常務会は昨年から前記の議案を検討していたそうで、満を持して今年の総会に上程した。
プロ公式戦で《10勝以上・6割5分以上の勝率》という「棋士編入試験」の要件を、2回(2022年・26年)も満たした福間女流五冠が現下の最有力者で、3回目なら棋士と同等の棋力を有すると判断したものだ。ただクイーン白玲(通算5期)の価値が下がることを懸念するなど、否定的な声が多かった。
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そして投票の結果、反対多数で否決された。私は女性棋士誕生の道筋が増えることを願い、賛成票を投じた。
反対票の論拠になった「三段リーグの厳しさ」
ある棋士は後日、「年齢制限がある三段リーグの厳しさは、棋士編入試験をはるかに上回る」と述べた。それが他の棋士たちの反対票の根拠になったようで、そんな矜持は理解できる。
しかし西山(2024年に棋士編入試験を受験)と福間が、プロ公式戦でタイトル経験者や若手精鋭らに勝ち、前記の成績(2人で計30勝)を収めたのは厳然たる事実だ。棋士たちはそうした実績をもっと高く評価すべきだ。
ちなみに2024年度の公式戦の記録を調べてみると、約180人の現役棋士の中で、10勝未満は約50人。勝率6割5分以上は約15人。単純な比較はもちろんできないが、一定の期間とはいえ西山と福間が挙げた成績は素晴らしい。
私案として、現行の棋士編入試験に加えて、フリークラスからC級2組への昇級規定《18勝以上・勝率6割5分以上》を、女流棋士のプロ入りの条件にすることを提起したい。

