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「女性棋士」への門戸拡大が否決された将棋連盟総会…福間香奈・西山朋佳が残した実績と「年齢制限がある三段リーグの厳しさは…」棋士のプライド
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田丸昇Noboru Tamaru
photograph byKeiji Ishikawa
posted2026/06/28 11:00
2026年度の棋士総会における否決によって、福間香奈女流五冠の「女性棋士」の道はどうなるか
将棋連盟は1987年、奨励会に現行の三段リーグを設けて、年間の四段昇段者を4人に限定した。財政的な事情が背景にあった。以後はフリークラス「転出」制度もあって、C級2組の人員は50人前後に保たれていた。
2020年度からは、B級2組とC級1組の昇級枠は3人に増えた。C級2組は3人のままで、「棋士編入試験」合格者や「次点2回」四段が昇級したことによって、増加傾向になった。26年度は59人で、シミュレーションではいずれ70人に達するという。検証委員会は、C級2組の昇級枠を3人から4人に増員することを提案し、常務会の承認を経て総会に上程された。
そして投票の結果、賛成多数で可決された。有望な若手棋士が停滞しないためにも、必要な措置だと思う。私こと田丸も賛成票を投じた。
三段リーグにも制度変更が
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【(2)三段リーグで「次点2回」を得た者はC級2組に昇級】
三段リーグで「次点(3位)2回」を得ると、従来はフリークラスに編入された。そして10年以内に所定の成績を収めれば、順位戦C級2組に昇級できる。過去には佐々木大地七段(31)、古賀悠聖六段(25)、柵木幹太五段(28)など、5人が該当した。
常務会の議案は、三段リーグで1位・2位と同じく、3位の「次点2回」もC級2組に昇級を認めるもの。検証委員会は、厳しい戦いの三段リーグで次点2回を得るのは、C級2組入りに相当する実力と評価した。
三段リーグの人員(2026年度前期で40人)が多い問題に関して、降段点(現行の4勝14敗から5勝13敗)と在籍規定の見直しも付加された。
そして投票の結果、賛成多数で可決された。私も賛成票を投じた。
その新規定は、2026年10月に始まる後期三段リーグから適用される。
なお、片山史龍四段(21)、山下数毅四段(18)、古井丈大四段(21)が「次点2回」で棋士になっているが、新規定は適用されない。3人は実力があるので、C級2組昇級をいずれ果たすだろう。
女流棋士と「3回目の棋士編入試験」は…
【(3)女流棋士・アマチュアが3回目の「棋士編入試験」の資格を得るとフリークラスに編入】
昨年の連盟総会では、女流最高タイトルの白玲を通算5期獲得した場合、フリークラス編入の形で棋士と認める議案が上程された。白玲戦を主催するヒューリック(不動産会社)が優勝賞金を1500万円から4000万円(ほかに特別賞が1000万円)に増額したことにともない、新たに制度設計された。ただ女流棋戦だけの実績で、棋士と認めていいのかという声はあった。
そして投票の結果、賛成多数で可決された。

