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「女性棋士」への門戸拡大が否決された将棋連盟総会…福間香奈・西山朋佳が残した実績と「年齢制限がある三段リーグの厳しさは…」棋士のプライド
posted2026/06/28 11:00
2026年度の棋士総会における否決によって、福間香奈女流五冠の「女性棋士」の道はどうなるか
text by

田丸昇Noboru Tamaru
photograph by
Keiji Ishikawa
日本将棋連盟の2026年度通常総会は、6月5日に東京都新宿区「日本青年館ホテル」で開かれた。連盟常務会は今回、5本の議案を提出して正会員に賛否を諮った。中でも(1)順位戦C級2組の昇級枠を3人から4人に増員、(2)三段リーグで「次点2回」を得た者はC級2組に昇級、(3)女流棋士・アマチュアが3回目の「棋士編入試験」の資格を得るとフリークラスに編入、の3案は重要な案件だった。それらの可否と問題点について、田丸昇九段が説明する。〈棋士、女流棋士の段位や肩書は初出以外省略〉
将棋連盟総会…3つの重要な案件が
6月5日の将棋連盟総会は13時に始まった。266人の正会員(棋士と女流棋士の一部)のうち、出席者は196人(52通の委任状を含む)。
冒頭で会長の清水市代女流七段(57)が挨拶。以降は会長が野月浩貴八段(52)と村山慈明八段(42)を正副議長に指名、7人の新会員(新四段)の自己紹介、常務理事らの各部報告と質疑応答などが行われた。連盟の決算はおおむね良好だったようだ。
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将棋連盟のホームページが5月中旬から、外部からの不正アクセスによって公開停止の状態となったが、現在は少しずつ復旧している。
タイトル保持者の藤井聡太六冠(23)と伊藤匠二冠(23)の席は、最前列の中央で隣同士だった。会長経験者の谷川浩司九段(64)、佐藤康光九段(56)、羽生善治九段(55)はその近くに座った。福間香奈女流五冠(34)と西山朋佳女流三冠(31)は2列目で隣同士だった。
常務会が提出した(1)と(2)の議案は、棋士たちで構成する検証委員会が現状の問題点を分析し、棋士からのアンケート回答を参考にしたうえで、複数回の論議を経てまとめたものだ。
有望な若手棋士が「C級2組」で停滞しないためにも
【(1)順位戦C級2組の昇級枠を3人から4人に増員】
順位戦の昇級枠は、どのクラスも昔から2人だった。
名人戦の主催者が朝日新聞社から毎日新聞社に移った1977年度には、C級2組だけは3人に増えた。当時の人員は、B級2組・20人、C級1組・17人と比較して、C級2組は33人と多かった。また、奨励会は三段以下が合体した制度で、年間の四段昇段者は不定数だった。そんな状況から3人に増員したようだ。その後、1987年度にはC級1組・24人、C級2組・53人と約2倍の差が生じた。

