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話が終わったらボールを蹴ろうBACK NUMBER
「こんなすげぇ奴らと試合するの?」“奇跡のブラジル撃破”から30年…当事者・伊東輝悦のいま「僕らの頃が比較にならないほど差は縮まった」
text by

佐藤俊Shun Sato
photograph byAFLO
posted2026/06/19 17:03
1996年アトランタ五輪ブラジル戦。決勝ゴールを挙げた伊東輝悦は今の日本とブラジルの距離をどう見ているのか
サッカー人生で3本の指に入るゴール
その試合で唯一の得点となる決勝ゴールを決めたのが伊東だった。
「うれしかったですね。あんなおいしいボールが転がってくるとは思わなかったので(笑)。あのゴールは、最初ボールに触れるかどうか迷ったんです。もし、(城)彰二が触れていたら自分が彰二のゴールを奪うことになるじゃないですか。ギリギリまで迷ったけど、まぁいいかって思って、触れたんです。
あとで彰二に聞いたら、ボールには触れていなかったと言っていたんで、あぁよかった、と思いました(笑)。このゴールは本当に自分のサッカー人生のなかでも3本の指に入ります。だって、4年に一度はテレビで流されますから(笑)」
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昨年、日本代表はA代表では初めて、3-2の逆転勝ちでブラジルを破った。イングランドにも1‐0で初勝利したが、伊東は今の代表をどう見ていたのだろうか。
「ブラジル戦は見ていなかったんですが、3-2で勝ったと聞いた時は、すごいなと思いつつ、それまでの代表の戦い方も見ていたので、そんなに驚きはなかったです。ボールを保持して、ゴールを奪って勝つような試合も多いですし、ブラジル戦やイングランド戦での勝利を見ても『日本、すげぇな。強いな』というイメージがあります。もう相手どうこうなしに自分たちのプレーをピッチで表現できているので、ほんと頼もしいなって思います」
ベスト8は十分可能性がある
伊東が強いと感じる日本代表だが、今大会での目標は優勝である。まだこれまでの最高成績がベスト16であることを考えれば、いささか突飛にも思えてしまうが、伊東はどう見ているのだろう。
「現実的にはまずベスト8を狙うのだと思いますが、そこは越えていけるんじゃないかな。試合の間隔もけっこうありますし、コンディション調整もうまく進められそうですよね。こういう大会ではコンディションが一番重要だと思うので、そこはチームスタッフが万全にもっていくでしょう。またW杯は、『この選手が!』みたいな新しいヒーローが出てきたりするので、そういう選手の活躍でベスト8まで行ってほしいです。力的には十分可能性があると思います」
ちなみに優勝は、どのチームを予想しているのだろうか。


