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日本代表はなぜ「長身軍団にヘディングで勝てた」のか?…オランダを最もよく知る“空中戦の達人”が解き明かした「セットプレーの攻防」
posted2026/06/17 17:04
鎌田大地(左)の得点が記録された日本の2点目。長身選手揃いのオランダからヘディングでゴールを奪えたわけを、空中戦の達人ハーフナーが読み解いた
text by

二宮寿朗Toshio Ninomiya
photograph by
Kaoru Watanabe/JMPA
平均身長差6cm以上。
高身長のオランダ代表に対し、終盤のセットプレーから追いついて勝ち点1を手にした日本代表のグループステージ初戦。195cmの長身を誇り、空中戦に滅法強かった元日本代表ハーフナー・マイクはどのように見たのか——。
彼はオランダ出身の両親を持ち、オランダ1部では4シーズン半プレーして51得点を挙げている。解説業を務める今もオランダ事情には精通しており、この一戦を誰よりも注目していた人物でもある。
ファンダイクにうまさがあった
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「オランダは欧州予選こそ難なく勝ち上がりましたけど、大会直前の強化試合では内容も低調でした(アルジェリア代表に0-1、ウズベキスタン代表に2-1)。
この日1トップに入った(ドニエル・)マレン選手は、ローマで半年間だけで14ゴール上げて、セリエAの得点ランキング2位。凄くいいシーズンを送ったのに、強化試合では動き自体は悪くないにしても、タップインでゴールできるシュートを歩幅が合わなくて外したりして今ひとつだったんです。彼だけじゃなくてチーム全体でそうだったから、日本がやられるとしたらセットプレーだろうなと思っていたら、それに近い形にはなりましたよ」
後半5分、日本は自陣深い右サイドでオランダにFKを与え、送られたボールをクリアしたものの、逆サイドからのライアン・フラーフェンベルクのクロスをフィルジル・ファンダイクにヘディングで合わせられて先制点を奪われた。マイクはフィテッセ時代に、フローニンゲンでプレーしていたファンダイクとも対戦した経験がある。位置取り、駆け引き、そしてヘディングの当て方に「うまさがあった」と言う。

