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「空中で止まっている感覚は天性」オランダメディア絶賛…上田綺世が語っていた“意外な答え”とは?「僕は“個を伸ばす監督は存在しない”と…」
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中田徹Toru Nakata
photograph byRyosuke Menju/JMPA
posted2026/06/23 11:34
W杯チュニジア戦で2ゴールをあげた日本代表のストライカー・上田綺世。大会前に語っていた監督についての意外な答えとは…
フェイエノールト移籍1年目は5ゴール、2年目は7ゴールと周囲の期待に応えきれなかった上田は、3年目にして一気に才能を開花させた。
現地でよく言われるのが、昨夏、DF渡辺剛のフェイエノールト加入が上田の助けになったという見解だ。ロビン・ファンペルシ監督が「寡黙な綺世の笑う姿が増えた。2人は一緒に買い物にも出かけるんだ」と楽しそうに語るほど、メンタル面での支えとなっている。
では、当の本人は今季ブレイクを果たした要因をどう考えているのか。昨年12月、同紙のミコス・ハウカ記者が単刀直入に「オランダ・メディアは“渡辺の加入によって上田の調子が急上昇した”と話題にしている」と投げかけた。すると上田は「そんなことはないと思うけれど」と苦笑いを浮かべ、次のように続けたという。
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「フェイエノールトでの2年間の積み重ねがあり、今、いい結果を残せているだけ。監督が言うように剛くんの加入が僕の調子を加速させているかもしれないけれど、過去2年間、僕はちゃんとやってきた。それ以外、特にないと思います」
このとき以外にも上田は何遍も「過去2年の積み重ねがあって今がある」と口にしている。この“積み重ね”とは何を指すのだろうか。
上田が語った監督についての“予想外の答え”
2023年夏、サークル・ブルージュ(ベルギー)からフェイエノールトに移籍した頃の上田は、DFラインの裏抜けを得意とし、2トップの一角で機能するタイプのストライカーだった。だが、当時の指揮官アルネ・スロットは、ワントップで機能するポストプレー型のストライカーとしてチームタスクを遂行することを要求した。しかも当時のチームにはサンティアゴ・ヒメネスという絶対的なエースがいたため、なかなか出場時間が伸びなかった。
それでも上田は間違いなく成長していた。4年前のW杯メンバーに選ばれたときには、日本代表でゴールを決めたことがなかった。しかしスロットの下でプレーするようになってからはサムライ・ブルーの得点源となったうえ、安定したポストプレーを披露するようになり、ファンを驚かせた。このような背景もあり、私は「スロット監督から学んだ1年、上田選手にとって特別だったのでは?」と尋ねると、予想外の答えが返ってきた。
「僕はプロの世界で『個を伸ばす監督は存在しない』と思っています」
だが、明らかに上田のプレーの幅は広がっていた。
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