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「たった一度のチャンスでW杯日本代表に」塩貝健人(21歳)が明かす”運命を変えた12分間”の舞台ウラ「簡単じゃないことも、もちろんわかっていた」
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二宮寿朗Toshio Ninomiya
photograph byGetty Images
posted2026/06/13 11:00
史上最小となるA代表1試合でW杯代表入りを果たした塩貝健人(21歳)
「しっかり結果として残せるというのも自分の持ち味」
3月28日、グラスゴーで行なわれたスコットランド代表との一戦。堅守で鳴らす相手にスコアレスのまま迎えた後半33分、ついに出番が回ってくる。
「きょうはないのかと思っていたところに声が掛かりました。0-0でしたから、状況的には完璧だよなって。点を獲ることしか頭になかったけど、頑張ること、戦うことは自分のベースとしてあります。
緊張もしなかったですね。サッカー選手にとって、代表でプレーすることは特別。このユニフォームを着てプレーできている時間を楽しもうとする気持ちが出てきたんです。自分のサッカー人生のなかで、この1試合しかなくて最後になる可能性もあるなって思いましたから。緊張で空回りして、ああすれば良かったっていう後悔だけは絶対にしたくなかった」
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“超攻撃型”3-1-4-2システムの2トップに入るや否やエネルギッシュに動く。明らかにチーム全体のギアが上がった。
その6分後に見せ場はやってきた。オーバーラップした鈴木淳之介がボックス内でボールを受けると、クロスを見込んで塩貝は一瞬のスピードで相手の前に出ていく。グラウンダーで送られたボールに対してターンしながら左足で落とす形になり、伊東純也のゴールをアシストした。
「相手の前に入って点を獲るというのは自分の持ち味。クロスがちょっと後ろに来て難しい体勢になったので、そのまま後ろに流せばチャンスになるという判断でした。運の要素はあるにしても、しっかり結果として残せるというのも自分の持ち味です」
NEC時代、感覚を磨き上げてきたのがクロスへの入り方であった。代理人が用意してくれた“映像教材”でイメージをすり込み、そのプレーに長けたチームメイトの小川航基からも吸収した。居残りの自主練習で「クロスに入る前の立ち位置から、入っていくタイミング、そしてシュートを打つまで」神経を尖らせてきた。
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