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「井上尚弥の弱点…? それはまだ言わない」独占取材“バム”・ロドリゲスが中谷潤人戦を語る「素晴らしい試合だった」「イノウエとの戦いは必然だ」
posted2026/06/09 11:01
将来的に対戦が噂される井上尚弥について語ってくれたジェシー・“バム”・ロドリゲス(26歳)。日本時間14日にWBA世界バンタム級王者アントニオ・バルガスとの対戦を控えている
text by

杉浦大介Daisuke Sugiura
photograph by
Naoki Fukuda(R)
モンスターの次の標的と目されるライバルはどんなボクサーなのか――。
中谷潤人(M.T)とのスーパーファイトで判定勝ちを飾った世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)。その近未来の対戦相手候補としてクローズアップされているのが、現在はWBA、WBC、WBO世界スーパーフライ級王座を保持するジェシー・“バム”・ロドリゲス(米国)だ。
テキサス州サンアントニオに本拠を置くメキシコ系米国人は23戦全勝(16KO)。フライ級、スーパーフライ級の2階級制覇王者であり、26歳にしてリングマガジンのパウンド・フォー・パウンドランキングでも4位まで浮上してきた。軽量級選手ながらアメリカでもスターになった通称バム(バンビーノ=少年の略)は、現地時間6月13日にアリゾナ州グレンデールでWBA世界バンタム級王者アントニオ・バルガス(米国/29歳/22戦19勝(11KO)1敗1分1無効試合)に挑むことが決定。ここで3階級制覇を達成すれば、さらに階級を上げての井上挑戦がより現実的になるかもしれない。
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“モンスター”と“バム”の決戦が実現すれば、世界的な注目を集める軽量級スーパーファイトになる。今後、日本のファンからの関心も高まりそうなロドリゲス。5月下旬、リモートインタビューでじっくりと話を聞いた。井上戦を「Inevitable(必然の一戦)」”と呼ぶ26歳は物静かだが、その口調からは確かな自信が感じられた。
バンタム昇級初戦がいきなり世界戦
――WBA世界バンタム級王者のバルガスと対戦する次戦が間近に迫っています。コンディションはいかがでしょうか?
ジェシー・“バム”・ロドリゲス(以下、バム)とてもいい状態だよ。今回のトレーニングキャンプもいつもと同じで、とにかくハードワークを続けている。私は毎試合を“キャリア最大の試合”だと思って準備している。だから6月13日は最高の状態でリングに上がり、ファンに素晴らしい試合を見せる準備ができている。
――これがバンタム級に上げての初戦になりますが、体重調整はより容易になったのでしょうか?
バム 間違いなくそうだ。115ポンド(スーパーフライ級)まで落とすために、追加の3ポンドを削る必要がなくなったことは本当に大きい。ファイトウィーク中、減量へ費やすエネルギーが少なくて済むから、その分を試合本番のために残しておける。結果的にもっと力強いパフォーマンスができると思うし、ファンに素晴らしい試合を届けるための強さにもつながると思っている。
――あなたも20代後半に入ってきていますが、スーパーフライ級の体重を作るのは徐々に難しくなっていたのでしょうか?
バム いや、実際はそこまで大変だったわけじゃない。実はかなり楽に作れていたんだ。ただ、118ポンドのバンタム級ならさらに楽になるということ。その分、試合当日はもっと強い自分を見せられると思っている。
――昇級初戦が世界タイトル挑戦というのはハードな路線です。チューンナップファイトを挟むべきという考え方もありますが、どう思いますか?
バム いや、そういった試合にはまったく興味がない。私は“単にこなすための戦い”なんてしたくないんだ。試合には意味が必要だ。世界タイトル戦か、挑戦者決定戦か、その類いのものじゃないとね。そういう試合こそ私をワクワクさせるし、キャンプでも最高の自分を引き出してくれる。だから階級を上げた瞬間から世界王者との対戦を望んでいたし、実際にそれが実現したというわけだ。


