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「(古賀)紗理那さんがどれだけ本気だったのか…やっとわかった気がした」159cmセッター中川つかさの本音「バレーボールが嫌になるぐらい苦しかった」
text by

田中夕子Yuko Tanaka
photograph byJVA/AFLO SPORT
posted2026/06/05 11:03
今シーズンも日本代表に名を連ねたセッター中川つかさ(NECレッドロケッツ川崎)。今年8月で26歳になる
「めっちゃ怒っていたんです。負けたことに対してではなく、チャンピオンシップが始まる大事な時だとわかっているはずなのに、練習していても『これで勝てるのかな』って不安しかなかった。チームスポーツである以上、一人でどうにかできるものではないとわかっているけれど、誰かが強くやらないと変わらない。その役を私がするしかないと思ったし、周りがどうこうの前に私は勝ちたいし、やるべきことをやりきりたいからやる、と決めた。でも変えられなかった。だから(試合が)終わって、みんなが泣いているのを見ても涙ひとつ出てこなかったし、正直に言うと、泣くほどのことを私たちやってきた? と思ってしまう自分もいた。だからコーチに『冷たいと思われるかもしれないけど、私は泣かないし、泣けません』って言ったのを今でもはっきり覚えています」
「私たちは応援しに来たわけじゃない」
怒りの理由は他にもある。中川は昨年、日本代表で味わった経験と悔しさを晴らしたかった。ネーションズリーグや世界選手権に出場したのは昨シーズンが初めて。メインセッターは関菜々巳が務めたが、世界選手権の3位決定戦ではブラジルに2セットを連取されてからコートに立ち、2セットを取り返す原動力となったのが途中出場の中川だった。十分な成果に感じるが、中川自身は決して満足していなかった。
当時の中川が抱いていた葛藤を明かすのは、アップゾーンで“応援団長”としても注目を集めたリベロ岩澤実育だ。
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「私が団長でつー(中川の愛称)が副団長。でも私たちは、応援しに来たわけではないから、内心はめちゃくちゃ悔しかった。だけどチームのために今自分たちは何ができるか、と考えて、やるべきことだと思うから徹してきたんです。代表は常に競争の場だから、圧倒的な結果を残さないといけない。だからこそ、つーとはずっと『次は絶対、やってやろうね』って言い続けてきました」

