酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
ドラフト漏れ“最速161キロ腕”が岡本和真所属ブルージェイズとマイナー契約「目標は3年後メジャー」「辞め時を考えた時期も」ドミニカ修行中に語る
text by

広尾晃Kou Hiroo
photograph byJapan Winter League
posted2026/06/11 17:02
ブルージェイズとマイナー契約した金城朋弥
「私はジャパンウィンターリーグに参加し、多くのスカウトの方が来ている中で投げ、評価していただいて契約できました。コザ信金スタジアムは小さいころから高校まで野球をした僕の原点みたいな球場です。そこでスカウトの方の前でアピールできたことで『自分は沖縄に育ててもらったな』と実感しています。
僕は昨年、高知ファイティングドッグスで1 年間プレーしましたが、なかなかアピールすることができませんでした。ジャパンウィンターリーグは以前から知っていましたが、いろんな方に出会って、NPBや韓国、台湾のプロ野球選手、社会人野球の選手、さらに海外の選手とも話をして、知識や技術を習得できたと思います。 またスタッフや鷲崎代表、大野倫GMなどから、登板日に『今日はスカウトが来ているからアピールできるよ』と教えていただくなど、サポートしていただきました。他の場所ではなかなかできない経験をすることができて、僕は救われなと思いました」
最速161km/h、目標は3年後のメジャー昇格
金城の持ち味は、なんといっても速球だ。
ADVERTISEMENT
「低めではなく、高めにストレートを投げて空振りをとるようなイメージです。最速で158km/hくらい、ブルペンでは161km/h出たこともあります。
目標設定としては、3年後にメジャー昇格して投げたいと思っています。マイナースタートになるので、一つ一つランクを上げていきたい。僕は、一日一日を大事にして努力を積み重ねてきましたが、アメリカでも継続する力で勝負していきたいと思います」
高知ファイティングドッグスにいるとき、金城は、今、阪神で救援投手として活躍するラファエル・ドリスとチームメイトになり、影響を受けたという。
NPBのスカウトは独立リーグの選手に関しては「リーグ戦の成績」よりも「球速」や守備の俊敏さ、打球速度など「ポテンシャル」に注目するとされる。金城の場合も、彼の「速球」というポテンシャルがMLBスカウトの目に留まったのだろう。
本人が語る、MLBへの挑戦と現在地
金城に話を聞いた。
――今、ドミニカ共和国で練習しているとのことですが、現地の練習環境はどうですか?
「ドミニカ共和国には、MLB30球団の育成施設があります。衣食住も充実していますし、MLBのキャンプ施設と同じくらいの施設があって、素晴らしい環境で練習ができていると思います」
――6月くらいにはマイナーリーグの試合に出たいというイメージですか?

