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「上谷、ずっと見てたよ」林下詩美のスターダム電撃復帰に上谷沙弥は何を思う? 一瞬だけ浮かべた“ある表情”「2年間、何してた?」「すべてが甘い」
posted2026/05/29 17:02
上谷沙弥の前で「またスターダムでプロレスがしたい」と語る林下詩美。5月26日、後楽園ホール
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原悦生Essei Hara
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Essei Hara
それは林下詩美の入場曲だった。
5月26日、スターダムの後楽園ホール大会。セミファイナルの10人タッグマッチでフワちゃんにフォール勝ちした上谷沙弥はリングに残って「盛り上がっているか!」と観客をあおっていた。
その時、曲が流れた。上谷の表情が変わった。客席がざわめく。『Crusade』。東側の通路に林下が姿を現した。
林下詩美を切り捨てた“かつての盟友”上谷沙弥
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ファンの詩美コールが響く。
林下は5月23日に大田区総合体育館のリングを最後にマリーゴールドを退団したばかりで、まだ3日しか経っていない。林下はリング下でシューズを脱ぐと、階段を上がってリングのロープをまたいだ。
何とも言えない微妙な距離感で上谷と林下は向き合った。長い沈黙があった。やがて上谷が言った。
「何しに来たんだよ」
「上谷、ずっと見てたよ。ずっと見てたから、上谷の活躍がすごいうれしかった。でも、それ以上に上谷に負けたくないって思った。だから今日、ここに来るしかないって思った」
「このスターダムのリングでプロレスがしたいってこと? お前さあ、いったいこれまで何してたの? がっかりだわ」
上谷はそう言って両手を広げるとリングを降りた。
言葉とは裏腹に、上谷にとって林下とのスターダムのリングでの再会がうれしくないと言ったら、ウソになるだろう。一瞬だが、上谷は憂いを帯びた表情も見せた。
「自分はまた、このスターダムでプロレスがしたいと思ってます。よろしくお願いします!」と林下はファンに深々と頭を下げた。そして、林下は客席に視線を投げながらリングを降りた。
「アイツさ、何しに来たんだろうね。よそで結果一つ残せないようなヤツが、今のスターダムで這い上がろうなんて甘いんだよ。何してたの? この約2年間。甘いわ。すべてが甘い」
上谷は林下を切り捨てるように短く言うと、控室に消えた。



