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「上谷、ずっと見てたよ」林下詩美のスターダム電撃復帰に上谷沙弥は何を思う? 一瞬だけ浮かべた“ある表情”「2年間、何してた?」「すべてが甘い」
text by

原悦生Essei Hara
photograph byEssei Hara
posted2026/05/29 17:02
上谷沙弥の前で「またスターダムでプロレスがしたい」と語る林下詩美。5月26日、後楽園ホール
林下詩美が語った「上谷沙弥への嫉妬」
2人は2年前まで「Queen’s Quest」という名のユニットで共に戦い、タッグチーム「AphroditE(アフロディーテ)」としてゴッデス・オブ・スターダム王座を2度戴冠するなど、固い絆で結ばれていた。
上谷の方が年上だが、「詩美さん、詩美さん」と林下抜きでは何もできないかのように、上谷は林下を慕っていた。
林下はマリーゴールドでの2年間でリーグ戦を1度制し、マリーゴールドのワールド王座のベルトもその腰に巻いたが、この間に華々しい活躍を見せた上谷にとっては「何もしていない」という印象で、2人の立場は逆転していた。
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「上谷とはもともとタッグを組んでいて、また上谷と、っていう気持ちがなかったわけではない。今日の上谷を見て、やっぱり自分がいた頃とは、上谷だけじゃないですけど、いろんなことが変わっていて。でも上谷のあの反応を間近で見て、より一層、火がつきました。ここで、スターダムで、林下詩美はもっともっとデカくなんなきゃいけないなと思いました」
「自分はずっと上谷のことを見ていて、上谷の活躍が本当にうれしくて。でもそれ以上に負けたくないという、嫉妬の気持ちですかね。それが出てきて。自分ももっともっと頑張りたいと言いますか、もっと上谷に追いつけるくらい、って思って、今日はここに来ました」
「自分のことを知らない人が本当にたくさんいると思っていて。でも入場曲が鳴った時に気づいてくれる方ですとか、自分の存在をわかってくれる方がいたのは、すごく安心というかうれしい気持ちにはなりました。でもまだまだ林下詩美を知らない人がたくさんいると思うので、私というプロレスラーを皆さんにこれからたくさんお届けしていきたいなと思います」
林下が不在の2年間で、スターダムには新しいファンが増えた。
林下のスターダムでの復帰第1戦は5月30日に神戸で行われるが、対戦相手に名乗りを上げたのが鉄アキラだ。
「初めまして、じゃないですよね。だって、あんたはオレが練習生の頃にちょっと練習見ててくれたんだから。オレは練習生の頃、ひそかにね、デビューしたらあんたと試合がしたいなと思ってたんだよ。なのに、あんたはオレがデビューする前に他の団体に行ってしまって。でも今日、戻ってきてくれた。だから、オレはすごくうれしいです。でも、あんたがいた頃のスターダムと思ってもらっちゃ困るんだよ。それをあんたがいなくなってからデビューしたオレが証明する。だからさ、林下さんのスターダムの一番最初は、この鉄アキラがもらいます」
詩美は鉄に手を差し出すと「お願いします」としっかりと握手をかわした。



