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「じつはオオタニに電撃トレードの可能性があった」“消えた”レイズ大谷翔平…“暗黒期”エンゼルスが失敗した再建プラン「球団オーナーのNOで破談になった」 

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生島淳

生島淳Jun Ikushima

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posted2026/05/30 06:30

「じつはオオタニに電撃トレードの可能性があった」“消えた”レイズ大谷翔平…“暗黒期”エンゼルスが失敗した再建プラン「球団オーナーのNOで破談になった」<Number Web> photograph by Getty Images

ドジャース大谷翔平(31歳)。2023年ドジャース移籍を決める半年前に、電撃トレードの可能性があった

 レイズに移籍していた場合、同様の故障が大谷に起きたかどうか、あるいは起きなかったのか、定かではない。

 起きていたとしたら、エンゼルスとしては故障した大谷を出して、カミネロを獲得した見事なトレードだった、という評価を得ることになっただろう。そしてエンゼルスの将来も変わっていたかもしれない。

 一方、レイズに移籍して大谷が健康でシーズンを終えていたとしたら……歴史がかわっていた可能性も否定できない。レイズは99勝63敗でレギュラーシーズンを終えたが、ワイルドカードでテキサス・レンジャーズに連敗し(0対4、1対7といいところナシ)、失意のうちにシーズンを終えている。

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 ワイルドカードは2戦先勝方式だから、第1戦の流れによって展開は大きく変わる。「たられば」だが、大谷が打者として好調だったら、シリーズの結果は変わっていたかもしれず、だとしたら、レンジャーズがワールドシリーズで優勝していたかどうかも分からない。

 あれやこれや考え始めるとキリがないのだが、だからこそ、7月末のトレード期限における「人事」はペナントレースだけでなく、球団の将来にとって重要なのだ。

「じつは2022年にも…」

 実はその1年前、2022年の夏にはエンゼルスとサンディエゴ・パドレスの間で大谷をめぐってトレード交渉が行われていたことが同じ記事に出ていた。

 このとき、パドレスが出しても構わないとしていた選手たちの名前を見て驚いた。

◎外野
ジェームズ・ウッド(2022年、フアン・ソトとのトレードでナショナルズに移籍。今季、OPS.967)

ジャクソン・メリル(2024年24本塁打、OPS.826)

◎ショート
CJ・エイブラムズ(ソトとのトレードでナショナルズへ移籍。今季、OPS.937、5月29日現在、ナショナル・リーグ打点2位)

◎左腕
マッケンジー・ゴア(現・レンジャーズ。メジャー通算29勝45敗)

 ウッドとエイブラムズは、オールスター級の選手へと成長している。もしも、ふたりがエンゼルスに来ていたとしたら、それはそれは魅力的なチームになっていただろう。

モレノの「NO」が歴史を変えた

 2022年夏も、モレノはこのトレードのパッケージに「NO」と言った。

【次ページ】 モレノの「NO」が歴史を変えた

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