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「月収はプロレス10万円、芸能10万円でした」元ビューティ・ペアが明かす“衝撃のギャラ事情”…マキ上田が証言、全女の興行が“超高額化”したカラクリ
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伊藤雅奈子Kanako Ito
photograph byShiro Miyake、東京スポーツ新聞社
posted2026/05/28 11:00
「ビューティ・ペア」で一世を風靡した伝説のアイドルレスラー・マキ上田さんのインタビュー【第1回】
「ジャッキーはあまり話さない子だった」
――そのころ、おふたりの仲は?
マキ んー、なんて言うのかなぁ……。ジャッキーはひとりの世界にこもるタイプで、10代のキャピキャピした明るさがないから、(自分たちの)会話に入ってくる子じゃなかったですね。どっちかっていうと暗い子で、ひとりで部屋で本を読んだり、そういう感じ。私は後輩とも仲良くて、トレーニングはもちろん一緒ですけど、終わったらごはんを食べに行ったりしてたけど、彼女がその輪の中にいた記憶はないですね。自分のことはあまり話さない子で、いちばん近い私でさえそうでしたから、下の子たちとはもっと話さなかったと思いますよ。
――心を閉ざすジャッキーさんが今後のタッグパートナーになるという指令を受けたとき、どう思いましたか。
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マキ 私もジャッキーも仕事として納得……です。マッハ(文朱)が辞めたあとの次のスターを作りたいということで、会社が私たちをピックアップしたけど、仕事として受け入れたから、プロレスが本業、芸能が副業と思ってましたね。マッハみたいに、芸能界で(ひと旗揚げる)っていう思いで入ってきたふたりではないんで、そこは割り切って(※マッハさんは歌手志望で、日本テレビ系「スター誕生!」への出演経験があった)。
――よくそこまで、割り切った大人の考えになれましたね。
マキ 会社から言われて断れなかったから、逆に子どもなんですよ。世間知らずの。
人気絶頂のウラで「申し訳なかった」こと
――組むと、ジャッキーさんとの対話が増えていったと思いますが。
マキ 対話といっても、他愛もない話ですよ。自分の過去を話すとか、そんなことはしないです。仕事の話もね、しなかったと思います。会社から言われたことに「はい」と言って、タクシーに乗っけられて、テレビ局に連れていかれて、着替えて歌って、また移動して。わがままを言わないで、淡々と仕事としてこなしてたから、会社にとって都合のいいイイ子ちゃんですよね。
――文句を言わず?
マキ 言わないです。アイドルは、「あれヤだ」「これもヤだ」って言うわがまま娘が多かったらしいけど、私たちはそれを聞いてびっくりしたぐらいで。「嫌」なんて、言ったことないです。アイドルになりたくてプロレスの世界に入ってきたわけじゃないし、自分が自分がっていうのもないし、歌をヒットさせたいとか、そういう野心もないから。逆にいうと、歌が下手なのに、なんで新人賞にエントリーされたんだろうっていうね(※ビューティは「第10回 新宿音楽祭」で敢闘賞、「第10回 日本有線大賞」で新人賞、「第19回 日本レコード大賞」で企画賞を受賞している)。歌手を目指してる子に申し訳ないなぁって、そっちのほうが強かったです。自分たちなんかが入ってしまって、大事な1枠を取ってしまったわけだから、「ごめんなさいね」っていう気持ちでした。

