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体が激変…ソフトバンク29歳が“本塁打数1位”はなぜ? 電撃トレードでDeNAから山本祐大獲得…消えた“栗原陵矢の捕手転向”プラン「やるべきではない」
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田尻耕太郎Kotaro Tajiri
photograph byNanae Suzuki
posted2026/05/19 06:03
パ・リーグの本塁打数トップを走るソフトバンク栗原陵矢(左)。右は周東佑京
消えた捕手復帰プラン…トレードの意味
開幕は7番打者でのスタートだった。ほどなく6番に上がり、開幕3カード目からは中軸に定着。5月に入ると4番打者が指定席になりつつある。小久保監督も「チームの軸としてやってくれている」と評しつつ、「4番で育てて、不動の4番みたいなイメージではないですけど、ふさわしい打撃内容だと思っています。今までは21本が最多でしたっけ。そんな数字は早く超えてほしいですよね」と期待を寄せる。
「ホームラン王は特に考えてないです。一番欲しいのは打点王ですかね。チームの勝利に貢献するという意味では打点を稼ぐのが大事だと思うので」
ところで、もともと栗原は捕手でプロ入りした。しかし、持ち前の打撃を生かして出場機会を増やす観点から、近年は三塁での出場がメインで登録も内野手に。捕手での出場は2021年を最後にないが、今春のキャンプで首脳陣の意向から異例の捕手再挑戦プランがぶち上げられた。オープン戦では2試合マスクを被っており、小久保監督は「ビハインド時の超攻撃型オーダー」という切り札である考えを明かしていた。
しかし、5月12日にソフトバンクは侍ジャパン出場歴もある山本祐大をDeNAからトレードで獲得して捕手の層を厚くした。そのうえで小久保監督は「今はチームの中で打つ方で貢献してくれている。4月は今じゃないと言いましたけど、今の成績でやるべきではないという判断です」と話し、栗原本人にも説明。捕手起用案は一時凍結されることとなった。

