野球のぼせもんBACK NUMBER
体が激変…ソフトバンク29歳が“本塁打数1位”はなぜ? 電撃トレードでDeNAから山本祐大獲得…消えた“栗原陵矢の捕手転向”プラン「やるべきではない」
text by

田尻耕太郎Kotaro Tajiri
photograph byNanae Suzuki
posted2026/05/19 06:03
パ・リーグの本塁打数トップを走るソフトバンク栗原陵矢(左)。右は周東佑京
庄嶋は昨年までの4年間はソフトバンク球団の同職に就いていたが、昨季限りで退団して栗原の野球人生を二人三脚でサポートする決断をした。野球界で従事する以前の2020年からの2年間は、名門の明治大学ラグビー部でトレーナー(2021年シーズンはヘッドトレーナー)を務めていた経歴の持ち主でもある。
ソフトバンク入りした当初はリハビリ組を担当。そこで栗原と庄嶋は出会っている。2022年、栗原は開幕わずか5試合目で守備の際に味方野手と交錯して左膝前十字靭帯断裂などの大怪我を負い、長期離脱を余儀なくされていた。
柳田悠岐も指導していた…
庄嶋が述懐する。
ADVERTISEMENT
「ラグビーは膝を怪我することが多い競技です。明治大学ラグビー部は100人以上の部員がいるのでACL(前十字靭帯)を切ったり手術したりする選手を何人も見てきました。経験してきた症例数もそうですし、同時に復帰する過程にも携わっていたので球団も僕を(担当に)つけてくれたのだと思います。それで彼と一緒にメニューをやるようになりました」
アスレチックトレーナーはスポーツ選手のケガの予防・応急処置・リハビリ・コンディショニングを行う専門職だ。障害予防やケガをしないような取り組みだけでなく、トレーニング処方やエクササイズ処方など役割は幅広い。その中で屈強なラガーマンを相手に施術を行ってきた庄嶋は「僕の中では周りと比べて強度が高かったのか分からないですけど」と苦笑いをするが、こんなエピソードがある。声の主はやはりリハビリ中に庄嶋のトレーニング指導を受けていた柳田悠岐だった。

