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八村塁とNBAレイカーズ“再契約”の可能性は? 気になるGM発言「(ルイのような選手を)キープすることは重要」レブロンの去就も絡む今夏FAの行方
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宮地陽子Yoko Miyaji
photograph byAllen Berezovsky/Getty Images
posted2026/05/18 11:07
会見でシーズンを振り返った八村塁(28歳)。今年6月末でレイカーズとの契約が切れる
レイカーズ側も、現時点では八村と再契約したいと考えているように見える。レディックHCは八村のことを試合に出ることで勝率を高め、チームメイトの活躍も引き出す選手で、ベンチに戻すのをためらうほどだと評価している。さらに、シューティング以外の面でも成長が見られたと称賛した。
「まずフィニッシュ力が上がった。それから判断力。迷いなく決断することができるようになった。クローズアウト(3ポイントシュートに対して寄ってくるディフェンス)への対応。そういったことすべての面で進歩を遂げたと思う。ディフェンス面でも、我々の戦術をよく理解するようになった。彼にとって、また一つ成長の年だった」
シーズン中に八村のトレードやFAで契約しない可能性が噂されたとき、その理由のひとつは八村のディフェンスにあった。シュート力はある一方で、ディフェンス面では穴になることで、評価が割れていたのだ。
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しかし、レディックの言葉にもあるように、このプレイオフで八村はディフェンスでもチームの戦術の中で大事な役割をこなしていた。戦術の理解度、相手選手の特徴に合わせた対応、試合中の集中力などで確かな成長が見られた。そのこととシュート力が磨かれたことによって、レイカーズにとって八村は替えがきく選手から、手放したくない選手に変わった。
八村塁は「キープ」に値する選手
シーズン終了会見で、ロブ・ペリンカGMは八村がレイカーズの育成成功例だとして誇らしげに語っていた。
そこで、プレイオフでの活躍を見て、FAでの八村の扱いについて計画が変わったことはあるかと質問したところ、ペリンカGMは意図的か無意識か、論点を少しずらしてまず八村の成長についてこう語った。その直前に、レディックHCに八村のシュート以外での成長について聞いたことを受けてのコメントだった。
「ルイの成長については、私からはコート外のことにも触れておきたいと思います。私たちが彼をウィザーズからトレードで獲得して以来、彼の全体的なプロフェッショナリズム、アプローチ、姿勢が成長しています。ここの環境に慣れ、コーチやフロントオフィス、そして私たちのシステムに慣れ、信頼するようになったことでコート上での生産も飛躍的に伸びています。彼自身が信頼し、居心地がいいと感じることで、最高の状態になることができるということです」
そう言った後に、ようやく八村との再契約に触れた。
「そういうピース(選手)をキープすることはとても重要なことです。それは、ルイが人間として成長したからこそと言っていいと思います」
リーブスの再契約の話題のときに「彼は今後もレイカーズの一員としてプレーを続けたいという意思を明確に伝えてくれており、それは私たちも同じ気持ちです」と熱く語ったのと比べると曖昧な表現ではあるものの、チームに残したい人材だと公言したわけだ。
あとは条件が合致するか次第ということになる。

