濃度・オブ・ザ・リングBACK NUMBER
「腹が立ちました。でも自分が未熟だった」元アイドルの若手レスラーが“SNSの動画拡散”に本音「肩、太ももがサイズアップ」橘渚が語るプロレス最優先の覚悟
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橋本宗洋Norihiro Hashimoto
photograph byNorihiro Hashimoto
posted2026/05/11 11:03
マリーゴールドで活躍する女子プロレスラーの橘渚
プロレスにのめり込んでいる
もともと負けん気は強いタイプ。負けることが避けられないから、ギャンブルには手を出さないようにしている。やると決めたら突っ走る性格でもある。ちょっとやそっとの痛みでは練習をやめないから、かえってケガが重くなりがちな面も。先日もダメージがあるのに休まなかったため、試合を欠場することになってしまった。
実際には休むのもレスラーの仕事のうちなのだが、橘がそれだけプロレスにのめり込んでいるのは間違いない。芸能界、とりわけアイドルからのプロレス挑戦は偏見がつきまとうが“偏見を跳ね返す”なんて、まさにプロレス的ではないか。
ましてプロレスをほぼ何も知らない状態から選手になった彼女たちが試行錯誤の中でプロレスを“発見”していく、その過程じたいが興味深いし楽しい。筆者は子供の頃にプロレスを見始めて四十数年、すっかりスレッカラシになった気でいた。けれど橘のような存在が、プロレスを“再発見”させてくれるのだ。
