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久保建英ベンチスタートに「ブ然とした表情」も…三笘薫や鈴木唯人らケガ人続出日本代表の中で出場機会を重ねているのは光明か〈カメラマンの視点〉
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中島大介Daisuke Nakashima
photograph byDaisuke Nakashima
posted2026/05/12 17:01
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そして全てのファンが総立ちとなりイムノを熱唱する中、360度から投げ込まれるトイレットペーパーの数々は、衛生観念や特に戦争の影響による燃料不足が囁かれる中での“もったいない”などは一旦置いておき――残留争いに臨む選手たちを後押しするにはてきめんだったに違いない。
そんなアウェイの雰囲気に対してか、自身がベンチに座らざるを得ない状況にだったか、憮然とした表情を見せる久保の姿が印象的だった。
反撃のコマとしてピッチに送り出されたが
試合開始のホイッスルと同時に臨戦態勢のホームチームが押し込む展開が続き、アウェイのソシエダはオヤルサバルを中心に攻撃を試みるも、相手の死に物狂いのプレッシャーをかわせずにいた。
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その中で、セビージャ指揮官ルイス・ガルシア(久保がマジョルカ時代にリーガでデビューを飾った頃の監督でもある)が、得点を奪うまでには至らずにいると、前半のうちにアレクシス・サンチェスにアップを急がせる姿があった。
そして後半頭より出場したバルサやアーセナルなどで活躍した37歳のアレクシスは、登場よりわずか5分でゴールを奪い、指揮官の期待に見事に応えた。
久保は反撃のコマとして58分に登場、右ウイングにポジションを取った。出場早々には、オヤルサバル、バレネチェアとのコンビネーションを見せたが、それ以降はなかなかボールに絡めない時間帯が増えた。
久保に対してはセビージャの左サイドバックが常に警戒を怠らず、出し手としてはパスを送り辛い状況ではあったか。また久保自身が裏抜けをしてボールを要求するよりも、自陣に向かう形でボールを要求する状況が多く、パスを受けてからもボールを効果的に前進させることはできなかった。最終盤にはフリーでシュートを狙ったが、ゴールまで距離もありDFに弾かれてしまった。
三笘も唯人もケガの中で…
その頃にはセビージャベンチでは、貴重な勝ち点3を願う指揮官やベンチメンバーが前面に出て選手たちを鼓舞しており、また試合終了のホイッスルがなった際のセビージャ選手たちの歓喜の様子からも、この試合へのモチベーションの違いはあったように感じられた。










