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トヨタ自動車を辞めて“仮称新リーグ”へ異例の挑戦「私も表に出ている情報しか知らない」WNBA目指す女子バスケ日本代表・山本麻衣26歳の決断
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宮地陽子Yoko Miyaji
photograph byEthan Miller/Getty Images
posted2026/05/09 06:02
バスケットボール日本代表のアメリカ遠征で奮闘した山本麻衣(26歳)。トヨタ自動車アンテロープスを退団し、来季は世界を巡回する新リーグに参戦する
この『プロジェクトB』は、男女それぞれ6チーム、各11人の選手が11月から4月のシーズンを通してアジア、ヨーロッパ、南北アメリカ大陸の主要7都市を巡回し、各都市で10日間の独立した大会を行うという新しい形のリーグだ。現時点ではWNBAのトッププレイヤーたちを含む14人の女子選手の参加が発表されている。山本はそのうちの1人というわけだ。
山本はプロジェクトBに参加することになった経緯や、意図について、こう語った。
「エージェントさんから話をいただきました。WNBAという目標に少しでも近づくためには、日本で日本人相手にプレーしているのを見てもらうのではなく、外国人選手を相手に自分がどれだけできるかを証明していかなくてはいけない。そういう経緯もあって、『プロジェクトB』に参加することを決めました」
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リーグ名からしてまだ仮称で、未発表の点も多い新リーグ。山本自身も、「私も今のところ知っているのは、表に出ていることだけです」と言う。それでも参加する決断をしたのは、自分の居心地のいい環境から飛び出して、どれだけできるか試してみたいという気持ちもあってのことだという。
「不安はありますけど、まあやってみないとわからないので。去年(WNBAに挑戦したとき)も、タフネスはやっぱ本当に必要だと感じた。そういった意味でも、自分の慣れている環境じゃなくて、一歩踏み出した新しい環境で、自分がどれだけできるのか挑戦したいなっていうふうに思ってます」
そんな彼女の背中を見ている後輩選手たちもいる。
そのひとりは、今年のWNBAドラフトでゴールデンステイト・ヴァルキリーズから3巡目で指名された田中こころだ。

