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「血液検査で必要な栄養素を分析」「個々の味の好みに対応」進化するプロ野球・選手食堂のリアル…人気のロッテ“かもめし”は「朝昼晩食べる選手も」
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梶原紀章(千葉ロッテ広報)Noriaki Kajiwara
photograph byChiba Lotte Marines
posted2026/05/07 11:00
選手食堂の充実ぶりに驚いたというロッテルーキーの毛利。新人ながら先発ローテ入りし、ここまで2勝を挙げている
今年から選手会長に就任した横山陸人投手は、ホームゲームでは基本的に朝、昼、夜すべての食事を球場内の食堂で済ませる。
「1日をここで完結できる。めちゃくちゃ助かります。マジでありがたいです」
「目玉焼きは半熟」選手の好みも熟知
午後6時開始のナイターの場合、12時くらいに少し遅めの朝食をとり、練習後の3時半から6時までの間で試合前の食事。そして試合が終わってから丼物を食べる。午後2時試合開始のデーゲームの場合は朝8時15分から10時の間に朝食を取っている。
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もう一つ嬉しいポイントは、調理師スタッフがライブキッチン形式で調理し、出来たてのものを提供してくれることだ。朝は目玉焼き、だし巻き玉子など。横山は決まって目玉焼きを注文する。調理師も熟知している。焼き加減などの傾向もしっかり把握しているので、細かく注文しなくても、横山が求む片面焼きの目玉焼きが提供される。
「朝は目玉焼き。半熟。出来立ての目玉焼きは美味しい。醤油と胡椒をかけて。毎日、目玉焼き2個が決まり。もうボクの好みをわかってくださっている」と横山は笑う。
「なるべく選手の期待に応えるようにしてくれている。アンケートもとってくれたり、どんなものを提供してほしいかなどのリクエストボードも作って廊下に貼ってくれたりする。年々、進化しているイメージ」
横山はそう話し、感謝を口にした。
グルテンフリーにも“チートデー”にも対応
翌日に試合のない休前日などは、脂質多めもOKという少し柔軟なメニューとなる。揚げ物やホットサンドなども提供される。一方で、身体に気を使っている選手たちの要望に応えてグルテンフリーのメニューも用意するなどそれぞれの意向に寄り添う。
「スイートポテトが食べたい」とリクエストした鈴木昭汰投手には、砂糖を使わないスイートポテトを作ってすかさず提供した。最近ではデーゲームの試合前にバイオーダーで登場したチキン南蛮が大好評だった。「揚げるのではなく焼いていて、ヘルシーです」と管理栄養士。差し入れとして提供されていたキムチも「腸活にいい」とメインメニューのチキン南蛮に添えられた。


