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「どれほど美しい心を持った人間か…驚きました」三浦璃来・木原龍一への第一印象は“驚愕”だった…りくりゅうを支え続けた“重要人物”が伝え続けた言葉
posted2026/04/24 11:01
ミラノ五輪で金メダルを獲得し、現役引退を発表した三浦璃来と木原龍一
text by

松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph by
AFLO
4月17日、三浦瑠来・木原龍一は連名で、SNSを通じて競技生活から退くことを発表した。
そのメッセージには、次の文章があった。
「チーム結成当初から応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
私たち『りくりゅう』は、たくさんの方々に支えていただきながら競技活動を続けてくることができました。
困ったときには、いつもそばで手を差し伸べてくださる方々がいました。
その一つ一つの支えが、私たちを強くし、ここまで歩んでくる原動力になりました。」
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2人を支えた人物として、ブルーノ・マルコットコーチを忘れるわけにはいかない。大会のたびに、三浦と木原はマルコットコーチから受けたアドバイスを語り、それを通じてコーチに寄せる信頼と存在の大きさを示してきた。
12歳の三浦も指導していたマルコットコーチ
マルコットはカナダに生まれ、ペアで活躍。世界選手権に出場するなどしたあと引退、指導者となった。指導していた中には2015、2016年の世界選手権で連覇し平昌五輪で銅メダルを獲得したメーガン・デュハメル/エリック・ラドフォードらがいる。
ペアを結成した三浦と木原をマルコットが指導するようになったのは2019年8月からであるが、それ以前から2人とのかかわりはあった。
マルコットが三浦と出会ったのは、三浦が12歳のとき。マルコットが日本で開いたセミナーに、当時シングルスケーターとして活動していた三浦が参加。教える機会を持った。
その後、三浦がペアに転向すると、当時のパートナーとともに、カナダのマルコットのもとへ指導を受けるため通うようになった。
また、マルコットは高橋成美/マーヴィン・トランを教えていたことから、高橋と木原がペアを結成したあと、2人のことも気にかけ、大会で会えば声をかけるなどしていた。

