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「自分には驕っていた部分があった」DeNA牧秀悟がWBCの苦闘で得た気づき「近藤健介さんや森下翔太の助言で、打撃を180度変えないと、と」 

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石塚隆

石塚隆Takashi Ishizuka

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photograph byHideki Sugiyama

posted2026/04/20 11:02

「自分には驕っていた部分があった」DeNA牧秀悟がWBCの苦闘で得た気づき「近藤健介さんや森下翔太の助言で、打撃を180度変えないと、と」<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

WBCでは本来の力を出しきれなかった牧秀悟だが、苦闘から得た収穫もあった。自らの打撃、チームへの還元まで改めて語った

「正直、自分の実力が足りないと痛感した大会でした。前回大会よりもスタメンで起用していただき戦えたことは自信になりましたが、それ以上に結果が伴いませんでした。心情的にも、いつもなら『打てなかった』で終わるのが、今回は『なにもできなかった』と、本当に心の底から不甲斐なさを感じた大会でした」

 5試合に出場して打率.154。細かなミスも露見した。

「これまでの経験も踏まえ、なにかこう驕っていた部分もありましたし、それこそいろんな選手と話をしたり、練習する姿を見て、自分は全然足りないなと強く思ったんです」

自分のバッティングを180度変えないと

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 ただ見方を変えれば、成長の余地はまだまだあるということだ。

「そうですね。宮崎合宿で近藤健介さんや森下翔太に自分の今のバッティングを見てもらったときに、まだまだだって、いろいろと納得できるアドバイスをもらったんです。メジャー組が合流したときは、同じ右打者の鈴木誠也さんのトレーニングを見学させてもらい学ぶことがすごく多かったんです」

 そして牧は、確信した表情でつづけるのだ。

「5年間プロとして過ごしてきましたが、自分のバッティングを180度変えないと、今後劣化していく一方だと感じた大会でした。細かい身体の動き、使い方、打ち方というのを変えていかないと、この先苦しくなるだろうし、そこは近藤さんや誠也さんから参考になることが吸収でき、いい時間になりました」

 準々決勝ではベネズエラと対戦して完敗を喫した。走攻守すべてにおいて上をいかれた状況だったが、この敗戦から牧が感じたものはなんだろうか。日本の野球が世界で勝つために必要なものとは。そう問うと、牧はしばらく考え口を開いた。

「打者として感じたのは、速い真っすぐ、動く真っすぐを一球で仕留める強さが必要だということです。山本由伸のボールをブルペンで見せてもらったとき、やっぱ凄いなと感じましたし、こういう一級品のボールを一球でヒットにしなければいけない。しかもそれが長打だったり、ホームランだったりするので、その準備や力がまだ足りていないと思います」

 また今回改めて話題になったピッチクロックやピッチコムだが、やはり世界で勝つためには日本球界も導入した方がいいと、牧は考えているのか。

【次ページ】 世界の経験をチームに還元する

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