ハマ街ダイアリーBACK NUMBER

「実は去年の秋には決まっていた」DeNA牧秀悟が明かす、新打順・1番起用の真相と新体制の手応え「相川亮二監督の野球には“裏”があります」

posted2026/04/20 11:01

 
「実は去年の秋には決まっていた」DeNA牧秀悟が明かす、新打順・1番起用の真相と新体制の手応え「相川亮二監督の野球には“裏”があります」<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto

今季1番打者という新境地に挑戦する牧秀悟。チームを引っ張る意気込みを語った

text by

石塚隆

石塚隆Takashi Ishizuka

PROFILE

photograph by

Kiichi Matsumoto

 横浜スタジアムでのホームゲーム、1回表が終わると横浜DeNAベイスターズの牧秀悟は守備位置の二塁から猛ダッシュでベンチに戻り、打席へ入る準備を始める。この様子を毎試合見るたびに、牧が1番打者になったことを実感する。

「プロになって初めての打順。経験もないので初めはどうなるのかなと思ったのですが、じつはあまり不安はなくて、楽しみという感情の方が大きかったんです。だから今は、毎試合毎試合、新鮮な気持ちで打席に入っていますね」

 張りのある声で牧は言った。表情にはやる気が満ちている。

相川体制での新たな役割

ADVERTISEMENT

 チームの切り込み隊長。攻撃のひとり目として、チームに勢いをつける役目を持つ1番打者。出塁能力も含め、クリーンナップとは違う役割を求められるが、ここまで牧は18試合に出場し打率.308、11四球、出塁率.418(4月20日現在、以下同)の成績を残し、打点は打順ゆえに7と決して多くはないが、それでもOPSは.818と、自分の特性を生かしながらその役割を果たしている。

 さすが牧と思わずにはいられない。ただ、これまでクリーンナップとして相手ピッチャーの様子を観察するなどワンクッション置いて自分の打席に入っていたが、いきなりの口開けの打席に戸惑いはなかったのだろうか。

「たしかに初回の打席前は一呼吸置く暇がないので、ちょっと忙しいなって感じはあります。その日対戦するピッチャーの1球目を打席で見るのは初めてになるので、球の走りや質などを計るという意味で難しさはありますね」

 もちろんチームの首脳陣からは「いつも通りやってくれ」と言われているが、それはそれとして、牧なりに考えることはある。

「いきなり打っていいのかな、後ろのバッターのために待った方がいいのかなって考えるのは今までなかったことですね。ただ、状況や投手によっては早い段階から仕掛けていかないと追い込まれてしまう。だからそこの駆け引きは、考えながらも楽しんでやっています」

 牧の1番起用は、相川亮二監督新体制の象徴とも言えるものだが、実際、いつ「1番で行くぞ!」と声が掛かっていたのだろうか。

【次ページ】 1番起用の理由

1 2 3 NEXT
#横浜DeNAベイスターズ
#牧秀悟
#相川亮二

プロ野球の前後の記事

ページトップ