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「良くないことも言われました」三笘薫が現地記者たちを笑わせた話…W杯で対戦、ブライトンで一番仲良しのチームメイト「彼とは食事をしながら話す」
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田嶋コウスケKosuke Tajima
photograph byAFLO
posted2026/04/15 17:01
4月11日、途中出場したバーンリー戦。勝利後にチームメイトと笑顔を見せた三笘薫(28歳)
「色々言われました」と三笘。もちろん賛辞もあったが、すべてがお褒めの言葉ではなかったようだ。英国南部に本拠地を置くブライトンにはイングランド出身の選手も多く、今回代表に招集されたGKジェイソン・スティールをはじめ、FWダニー・ウェルベックやMFソリー・マーチらが在籍する。彼らからジョーク交じりに何かを言われたようで、三笘は笑みを浮かべながら「良くないことも言われました」と明かし、記者団の笑いを誘った。
「監督のやり方は分かりきっているので」
そしてもうひとつ重要なトピックが、日本の入った「W杯グループF」の最後の1枠にスウェーデンが滑り込んできたことだ。3月末に行われた欧州予選プレーオフ決勝で、スウェーデンはポーランドに3−2で勝利し、W杯出場を決めた。この結果、日本が入ったF組は、オランダとチュニジア、スウェーデンという厳しい構成となった。
このスウェーデンを率いるのは、2022年9月までブライトンを指揮していたグレアム・ポッター監督である。前任のヨン・ダール・トマソン体制下で低迷していたチームを立て直し、プレーオフから本大会出場へと導いた手腕は見事だった。
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そして三笘にとっても、ポッター監督は特別な存在だ。ブライトン加入時(21年)、そしてベルギーへのレンタルからの復帰時(22年)、いずれもチームを率いていたのがポッターだった。クラブ主導の補強とはいえ、三笘の才能を高く評価していた恩師が、今や敵将として立ちはだかる。
三笘はこう語る。
「監督のやり方は分かりきっているので難しい。一緒にプレーしていたので、今回の組み合わせは何か縁も感じます。僕としては、結果で返せれば嬉しいですけど、あちらも負けられない気持ちが強いと思います」
「食事をしながら話す」アヤリと三笘
さらに“縁”を感じるもうひとりのキーパーソンが、ブライトン所属のスウェーデン代表MFヤシン・アヤリだ。
22歳ながらプレーオフ2試合で連続先発し、セントラルMFの位置でチームの舵を取った逸材。ブライトンでも主力としてプレーしており、ヒュルツェラー監督からの信頼も厚い。
なにより三笘とアヤリは仲が良い。双方が「チーム内で気心しれた選手」としてお互いの名を挙げるほどで、三笘は「食事をしながら話すこともある」と語る。クラブ広報によると、アヤリは「性格的に落ち着いていて、カオルと似た雰囲気を持つ。まだ若いが、精神的にとても成熟している」という。
そこで、三笘に聞いてみた。「日本とスウェーデンが同組になり、アヤリ選手と何か話しましたか」と。


