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「女性が自分の意志で走っていない」青学大・原晋監督が“女子チーム創設”で語った危機感とは?「箱根駅伝の異端児」が女子陸上界に吹かせる新風
 

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和田悟志

和田悟志Satoshi Wada

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photograph byNanae Suzuki

posted2026/04/10 17:02

「女性が自分の意志で走っていない」青学大・原晋監督が“女子チーム創設”で語った危機感とは?「箱根駅伝の異端児」が女子陸上界に吹かせる新風<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

女子駅伝チームの創設を発表した青学大の原晋監督。会見では女子陸上界の現状への危機感を口にした

 ここにも従来の女子の指導法に対しての問いかけがあった。

「男子と女子とを分けて練習するのではなくて、今までの概念をひっくり返すといったお話を聞いて、すごく感動しました」

 こう話していたのは池野だ。スカウトの際に原監督はすでにこのプランを話しており、池野にとってはそれが印象深かったと言う。

合宿でも…男子選手に混じってジョグ

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 3月中旬から下旬にかけて熊本・水上村で実施した合宿でも、朝練習のフリージョグで男子選手に混じって走る彼女たちの姿があった。

「芦田さんは男子のボトムよりも先を走っていくんですね。タッタタッタタッタと男子選手に付いていくんですよ。そうすると、男子のほうも、原監督に後で何を言われるか分からんぞとばかりに、ボトムラインが上がっていくんですよ。今のところ、男女ともに良い相乗効果が出ていると思います」(原監督)

 また、ジョグだけでなく、400mのインターバル走など負荷の高い練習でも、質と量を調整しつつ同じメニューを行っているという。

「1本目より2本目、3本目と動きが良くなってくるんですよ。順応してくるのだと思います」

 原監督にとっても女子の指導は初めてで、もちろん手探りの部分もある。

 それでも、こういった新たな試みがどういった実を結ぶのか、2年後、3年後が興味深い。青学大女子駅伝部創設は、日本の女子長距離界に一石を投じるチャレンジになるかもしれない。

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青学大・原晋監督が“女子駅伝チーム創設”の衝撃…会見で語った「ライバル」の名前は?「男子を練習パートナーに…そんなぬるいことはしない」

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