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中東情勢の悪化で大会は中止に。元プロが語るテニスと社会の接点。
posted2026/04/05 09:00
'22年に引退した斉藤氏はシングルスの日本ランキング最高11位
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秋山英宏Hidehiro Akiyama
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Getty Images
3月初め、中東情勢の悪化でUAEのATPチャレンジャー(下部ツアー)大会が中止となり、出場を予定していた日本選手にも影響が出た。10人の選手と関係者は国外に脱出する方法を探り、最終的に全員無事に帰国した。予選に出ていた松岡隼は、警報で試合が中断された際の映像をXに投稿。約20km離れた石油貯蔵施設へのドローン攻撃の影響と推測し〈緊迫した状況を肌で感じました〉と記した。その後、オマーンなど3カ国を経由して3日がかりで帰国したという。
選手が現地で足止めと報じられた頃、元プロ選手のXへの投稿が目に止まった。〈日本に住んでたら戦争を身近に感じることなんてないけど、中東や他の地域では実際に起こってる〉と書き、自身の体験を記しながら〈国を越えればまだまだ色んな知らないことがある。ある意味そんな文化にも触れることができたのは、テニスに感謝ですね〉と結ぶ。10代から海外遠征し、引退後、会社勤務を経て経営者となった斉藤貴史氏の投稿だ。冷静な視点にうならされ、本人に連絡した。
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