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前回WBC優勝後「日本の関係者からは何も聞き取りがなかった」ダルビッシュ有の危惧が現実に…「振りしぼって、なんとか勝った」後に必要だったこと 

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山田結軌

山田結軌Yuki Yamada

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posted2026/03/26 17:00

前回WBC優勝後「日本の関係者からは何も聞き取りがなかった」ダルビッシュ有の危惧が現実に…「振りしぼって、なんとか勝った」後に必要だったこと<Number Web> photograph by Naoya Sanuki

2023年大会で優勝したものの、ダルビッシュはそのときから危機感を抱いていた

 それからこの2年間、今大会を迎えるまでにダルビッシュが望んだ「日本野球がより良くなるために」という議論がNPBや侍ジャパンの幹部との間で行われたのか、定かではない。

 しかし、今大会の敗戦を契機に、今度こそ日本野球が進むべき方向を定義する必要があるかもしれない。ダルビッシュが上記の危惧を抱いたのは、日本球界への熱い思いがあるからだ。

「日本の球界が、アメリカの球界を超えてほしいんですよ。日本の球界が(世界の)中心になってほしい。アメリカの選手たちが日本の球界ってすごいね、日本でプレーしたい、(MLBでの)キャリアが終わってから1年行きたいとか、そういうのじゃなくて、レベルが日本の方がトップだから(行きたい)、っていう球界になってほしいんですよ」

ボールやピッチクロックだけでなく

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 念のため断っておくが、この記事では、NPBを批判したいわけでもなく、WBCでの敗退を責めることが狙いでもない。ただ、結果的には日本代表はベネズエラに力負けした。その事実を受け止め、日本の目指すべき道をダルビッシュら、日本選手の言葉からファンと共に考えられれば、と願うものだ。

 NPBも使用球をMLB球と同じにしたほうがいい、ピッチクロックを早期に導入したほうがいい。もちろん、WBCがMLBのルールで開催される以上、適応や慣れは必要不可欠だ。だがそれらの問題は、日本が世界で戦うために『最も重要なこと』ではない。2028年のロサンゼルス五輪を含む今後の国際大会で頂点を目指すならば、根本的に日本がどういう野球を目指すのか、議論が必要だ。

【次ページ】 正面からの戦いで強豪を上回るために

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