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ハマ街ダイアリーBACK NUMBER
「昨年から横浜の応援はすごく印象的でした」DeNA先発陣のキーマン、デュプランティエが阪神から移籍を決断したわけ「金銭も重要だけど…」
posted2026/03/23 11:02
今季阪神から加入し、ローテーション入りが期待されるデュプランティエ。移籍の決め手、そして実際にプレーしてベイスターズの印象は?
text by

石塚隆Takashi Ishizuka
photograph by
Sankei Shimbun
「とても楽しんで、毎日働かせてもらっているよ」
ジョン・デュプランティエは、涼しい笑みを浮かべてそう言った。「プレーしている」ではなく「働かせてもらっている」という言葉から、彼の人間性が見えてくるようだった。
「皆さん、よくしてくださいますし、選手、関係者も含め、組織を常に進化させようという風土のある球団なので、居心地よく過ごさせてもらっています」
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横浜DeNAベイスターズという新たな仕事場。デュプランティエはそう語り、満足そうな表情を見せた。
阪神から移籍してきたわけは?
今年1月5日、球団からデュプランティエの獲得が発表された。昨シーズン先発で活躍したアンソニー・ケイやアンドレ・ジャクソンが退団したため、ローテーションに不安のあったDeNAだが、日本で実績のあるデュプランティエの加入は、これ以上ない朗報となった。
来日1年目の昨季は阪神タイガースで15試合を投げ、6勝3敗、2完封、防御率1.39。オールスターゲーム以降、コンディション不良により登板機会を減らしたが、それでも前半戦の投球を見れば期待を寄せることのできる投手なのは間違いない。
まず気になったのは、なぜDeNAに移籍をしたかである。もちろん金銭面も重要だったとは思うが、デュプランティエという選手の知的な佇まいや雰囲気を見るかぎり、それだけだとは思えない。そう問うと、デュプランティエは瞳を閉じ、静かに語り出した。
「金銭面も重要ですが、まずプレーヤーとして自分にとってなにが一番大事なのかを考えました。結論としては、やはり自分の力を本当に必要としてくれる球団でプレーするのが一番輝けるということでした。
ベイスターズは勝つこと、優勝することに対し貪欲な姿勢が感じられましたし、また話し合いのなかで自分がこうありたいということに対し100%後押しをしてくれる球団だと感じました。以前、ケイやジャクソンからもそんな話を聞いていたこともあって、今回の契約に至りました。オファーを頂いたときは、本当にうれしかったですね」
デュプランティエはここで一息入れると、次のようにつづけた。

