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「実は星野仙一監督の中日にいた」WBC豪ニルソン監督は井端弘和を救った“恩人”だった…メジャー大型契約を捨てて来日した「母国愛」秘話
posted2026/03/22 11:00
オーストラリア代表のデーブ・ニルソン監督は2000年に登録名「ディンゴ」として中日に在籍していた! 日本との切れない縁と井端監督との秘話とは
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渋谷真Makoto Shibutani
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JIJI PRESS(L)/Getty Images(R)
WBC1次ラウンドは歴史的な激戦で幕を閉じた。日本が4戦全勝で1位突破し、チェコは全敗で敗退。残り1枚のフロリダ行きのチケットを巡り、台湾(チャイニーズ・タイペイ)、韓国、オーストラリアが三つ巴となった。決着がついた3月9日の韓国-オーストラリア戦開始前時点で、突破条件はこうだった。
【オーストラリア】勝てばもちろん、6失点以内かつ4点差以内の負けでも進出
【韓国】5点差以上かつ2失点以内での勝利
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【台湾】韓国が8得点以上かつオーストラリアが3得点以上
大会規定により、勝敗が並んだケースは当該チーム間の勝敗、失点率……の順で順位は決まる。ここに書いたのは今回のケースでの失点率の目安だが、タイブレークが続くようだと微妙に変わる。ハッキリしていたのはオーストラリアが断然有利で、すでに全対戦を終えていた台湾に操作できることはない。そして韓国は投打に後がなく、前に出るしかなかったということだ。
紙一重で8強進出を逃したオーストラリア
試合は1-6の8回裏にオーストラリアが1点返し、9回表1死から韓国が1点取り返した。選手たちはもちろん、スタンドも大いに沸いていたのはそれぞれの突破条件を観客も理解していたからだ。2-7の惜敗。手のひらの上にあったはずの2大会連続の8強進出を逃したオーストラリアのデーブ・ニルソン監督は、悔しさをにじませていた。
「9回の(失点のきっかけとなった)エラーは痛かった。しっかりグリップできていればなんてことはなかったんだが……。このようなすばらしい舞台でプレーできたのはよかったが、まだまだ成長しないといけないことがわかった大会だった。何を言っても負けは負けだからね」


