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「日本は牽引する立場」女子カーリング吉田知那美がズバリ語る最新勢力図…“世界9位”ロコ・ソラーレ新戦力は「秘密です」藤澤五月に誘われたフィフス
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石川仁美(Number編集部)Hitomi Ishikawa
photograph byJIJI PRESS
posted2026/03/14 17:00
世界選手権カーリング女子日本代表となるロコ・ソラーレ。どんな戦いを見せるか
「世界選手権であったり、オリンピックに出てくるチームは全てのチームが強い。なので、どのチームも優勝する可能性もあれば最下位になる可能性もあるっていうぐらい、世界のレベルは本当に拮抗しています。なので、いかにその大会で自分たちのパフォーマンスを出せるかっていうスキルが求められてくると思っています」
こう藤澤が話すように、日本の各チームは「いかに勝ち切る力をつけるか」というフェーズに来ている。大舞台で勝ち切ることがいかに難しいかは、世界の女子チームトップ10に入るフォルティウスが五輪で苦しんだことからも分かる通りだ。
新フィフス小穴が語るロコ・ソラーレの強みとは
今回、フィフスとして加わる小穴桃里の見立てはこうだ。
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「技術をそのまま勝つことに反映させられるかっていうと、日本は課題が残ると思っています。ただ、私は日本のチームの中だったら、1番、技術とタフさを兼ね備えているのはロコ・ソラーレさんかなと思っています。個人的にはそういったところを勉強させてもらいたいっていう気持ちでも来ました」
ロコ・ソラーレは2016年の世界選手権で銀メダルを獲得したのを皮切りに、18年平昌五輪で銅、22年北京五輪で銀メダルを獲得していることからも、プレッシャーの中を勝ち抜く経験値は日本トップであることは間違いない。
昨年9月、ミラノ・コルティナ五輪へ繋がる日本代表決定戦に敗れ、世界一への思いを新たにしていただけに、ロコ・ソラーレの世界選手権への思いは強い。3月上旬に行われたミックスダブルス日本選手権で優勝した小穴をフィフスに迎えたことからも「本気度」がうかがえる。
なぜ藤澤は小穴に声を掛けたのか
小穴に声をかけた理由を藤澤はこう話す。
「ショットメイキングという、私たちが求めているスキルを持ってるのが桃里ちゃんだよね、っていうのはチームの中でよく話していました。プラス、試合中の雰囲気が本当に楽しそうで羨ましいって思うぐらい、桃里ちゃんのプレーにリスペクトできる部分がありました」
吉田知那美は小穴を「助っ人では全然ございません。戦力として一緒に戦ってくれるチームメイトです」と表現する。フィフスは、控え選手と捉えられがちだが、試合後のナイトプラクティスで石や氷の情報を集めるなど、戦略を練る上でも重要なポジションだ。

