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「夢のイタリア、屈した米国」「伊版NHKが急転…地上波放送」WBC躍進イタリア選手関係者のホンネは「賞金4億円超も無視できない」在住記者が聞いた話
posted2026/03/16 17:18
イタリアのWBC大躍進を伝える現地紙。現地在住日本人記者が選手・関係者にホンネを聞いた
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弓削高志Takashi Yuge
photograph by
Takashi Yuge
2026年3月11日という日付はイタリア野球界にとって未来永劫、記憶され続けるだろう。WBC1次ラウンド、ヒューストンでのプールB第3節において、イタリア代表はアメリカを8-6で打ち負かし、野球の母国から史上初めての勝利を上げた。
夢のイタリア、屈した米国。もはや伝説だ
ベースボール辺境の地である欧州球界にとって、本家本元の一流メジャーリーガーたちを彼らの母国で打ち倒すということは奇跡的偉業に他ならない。時差を経た翌日から、一般紙はもちろん地上波テレビまでもがイタリア野球代表チームに勇ましい見出しと称賛を並べている。
「夢のイタリア、屈した米国。我々は歴史を作った。このアッズーリ(イタリア代表の愛称)はもはや伝説だ」(『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙)
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「空前の大番狂わせ! イタリアが“本物の”米国を倒す偉業。セルベリ監督率いるイタリアは我らのドリームチーム」(『トゥットスポルト』紙)
最大手の『ガゼッタ~』紙をはじめ、『コリエレ・デッロ・スポルト』や『トゥット~』といったスポーツ紙は、アメリカ戦以来連日こぞって特報体制だ。
「単にアメリカに勝ったのではない。最強の達人たちを彼らの国の球場で破り、敗退危機に追いつめた。この歴史的勝利を我々の歴史から奪うことは誰にも出来ない」(『ガゼッタ』)
イタリアにおいて、今回の米国撃破は同国スポーツ史上における競技の枠を超えた歴史的勝利だといえる。
1976年のデビス杯初優勝(テニス男子)や1983年の男子バスケット欧州選手権初制覇、パリ五輪で悲願の金メダルを獲得した女子バレー、そしてつい4日前に成就されたラグビー代表による対イングランド戦初勝利に並ぶアップセット。米国完全主導のWBCにおいて、本国でアメリカを破るという快挙を成し遂げた。
当初、ネトフリすら配信なし→公共放送が中継
大会開幕前、WBCに対するイタリア国内の関心はまったくもって低かった。ベースボールそのものが、一般的イタリア人にとって限りなく縁遠いものだからだ。

