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「リクリュウは一心同体」「ファンタシェンツァ!」五輪フィギュアのドラマ…イタリア報道が“抒情的すぎ”「マリニンは人間の身に堕ちた」
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byTakashi Yuge
posted2026/03/02 06:00
マリニンの悲劇、りくりゅうの大逆転を伝えるイタリア紙。開催国ではフィギュアのドラマが抒情的に報じられた
「コラッツァータ」
イタリア語で戦艦=桁違いの戦力をもつ最強軍団、という意味である。
「日本人選手たちはスピード感とジャンプ、エレガンスを究極精緻にまとめ上げる点で比類なき存在」
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この言葉もまた、“世界のサカモト”への敬意と同情を物語っている。
こんな完璧なフリーは見たことがない
そして16日夜。前日のショートで5位と出遅れた三浦璃来・木原龍一ペアが、映画『グラディエーター』のテーマ曲にのってフリーに臨んだ。
「ツイストリフトの回転の高さと速度、キャッチの位置、いずれも素晴らしい。こんな完璧なフリー演技は見たことがありません」
演技終了後、アレーナの観客全員が立ち上がり、万雷の拍手を贈った。公共放送RAIのベテラン女性アナは声を上ずらせる。
「本当に、本当に……ファンタスティックでした!」
「メガ・スコア!」りくりゅう大逆転に熱狂
世界記録となるフリー158.13点、トータル231.24点が表示されると、実況アナはもはや興奮を抑えきれなかった。
「これはもはやSFファンタジーです!」
別の放送席からは前代未聞のフレーズが飛び出す。
「メガ・スコア! メガ・スコアです!」
大会組織委員会のジョヴァンニ・マラゴー委員長もこう絶賛した。
「フリーの演技の後、思わず立ち上がってスタンディング・オベーションに加わったよ。日本のフィギュアスケートは本当に素晴らしい」
翌日の『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙は「魔法のペア、初の栄光を日本にもたらす」と報じ、このように絶賛した。

