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元横綱稀勢の里 二所ノ関親方が徹底解説
第37回:若元春「力で“自分の高さ”に」
posted2026/02/25 09:00
text by

二所ノ関寛Hiroshi Nishonoseki
photograph by
Takayuki Ino(Illustariton)
今回は初場所で5連敗から持ち直し、千秋楽に勝ち越しを決めた若元春関を取り上げます。阿武剋関を左四つから上手ひねりで破ったこの勝利で三役の地位を守ったわけですから、大きな意味を持つ1勝でした。
若元春関といえば、弟の若隆景関と比較されることもありますが、面白いのは身体つきこそ似ているものの(兄の方が大きいことは大きい)、相撲っぷりはまったく違うことです。実は、若元春関は私の取り口に似ているんですよ。左でおっつけながら相手の脇の下に腕を差し込む。その後は、かいなを返しながら、腕を自分の高さまで持っていき、相手を無力化させます。取り口としては馬力重視タイプで、ちょっと不器用なところにも好感が持てます。
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