NumberWeb TopicsBACK NUMBER
「内出血が赤紫色」「右肩の青アザも痛々しいのに」大谷翔平は“報復死球”を浴びた翌日、高笑いしていた…テレビに映らないドジャース裏話
posted2025/11/01 06:00
今季の大谷翔平はライバル球団を巡る「報復死球騒動」もあった
text by

NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Nanae Suzuki
WSでも和気あいあいの大谷が“報復死球”を浴びた日
相手ベンチ側の監督に一礼してから打席に入ったかと思えば、一塁上でブルージェイズのゲレーロJr.から裏地が飛び出たポケットを指摘されてそそくさと直す。ポストシーズン以降も映像や写真で数多く“和気あいあい”とした様子が捉えられてきた大谷翔平だが、今季のトピックで大きな騒ぎとなったのは「報復死球騒動」だった。
6月20日、ドジャースタジアムのロッカールームでのこと。
記者がこの日から始まる現場取材に向けて挨拶をしたところ、大谷の返事は明るいものだった。いつもと変わらない大谷の姿があったとはいえ、前日のスタジアムには殺伐とした雰囲気が漂っていた。
ADVERTISEMENT
6月16日から行なわれたナ・リーグ西地区のライバルであるパドレスとの4連戦は両軍で計8死球と、荒れに荒れた試合展開となった。特に最終戦ではドジャースのロバーツ監督、パドレスのシルト監督が共に退場になるほどの乱闘騒ぎに発展。大谷も6月17日の試合で右太腿横に死球を受け、19日には9回に100マイルのフォーシームを右肩付近に再び当てられていた。
太もものアザが赤紫色に、肩から脇腹辺りに
死球を浴びた大谷はベンチを飛び出さんばかりのカーショウらをなだめるように手を振るだけでなく、相手ベンチに自ら近づき談笑する場面もあった。とはいえパドレスとの激しい4連戦から一夜明けたロッカールームでは、ピリピリとした雰囲気が残っていたという。
それでも大谷は他の選手たちと朗らかな表情を浮かべていた。それどころか……前夜の出来事など忘れているかのように、いつもの高笑いを響かせていたという。
