「外敵でもいい。その方が面白い」竹下幸之介30歳がG1優勝後に語った“DDTへの恩義”「プロレスラー冥利に尽きますね」“一番強い”ザックとのIWGP戦へ 

「強くなくなった時、それは、プロレスをやめる時」

　竹下は力強く宣言した。

「ボクたちの世代、おそらく新世代と言われるオレたちの世代が、これからプロレスを盛り上げなきゃいけないんですよ。たぶん、ボクが優勝して『クソッ！』って思ってる選手もたくさんいると思います。でも、オレは、ずっとずっと強くあり続けるんで。10代でデビューした時から、それは背負ってるんで。『強さ』っていうのは。ボクが強くなくなった時、それは、プロレスをやめる時なんで。あと何年強くいられるかわかんないすけど、ボクはプロレスラーでいる限り、強くあり続けるんで。誰でも来いよって。誰でもかかって来いよって。いつもそれだけはブレさせずに、自分の矜持を持ってリングに立っています」

コーナーからEVILにセントーンを浴びせる竹下幸之介　©Essei Hara

　あらためてIWGPへの意欲を強調する。

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「ボクはいつでも日本に来る準備はしてるし、一度も新日本プロレスのスケジュールのオファーを断ったことはないので。日本とアメリカを何往復もする気でいますから、竹下を呼ぶ舞台が整ったらそこでその時のIWGP王者に挑戦したいと。『G1』覇者としてわがままを言うなら年内、近いうちにやりたいなと思ってます」

　ザックが8月24日、ロンドンのO2アリーナで行われるAEWとNJPWの合同興行『FORBIDDEN DOOR』でIWGP世界王座の防衛に成功すれば、竹下のいう「近いうち」の挑戦が実現するだろう。その舞台は10月13日の両国国技館が濃厚だ。

　そして、竹下はザックに勝って、IWGP世界王者として「1.4」東京ドームのメインイベントに立つ。竹下ならそれができる。