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「なってしまったことは仕方ないので…」甲子園“広陵辞退で不戦勝”の津田学園…選手が語った胸の内は? 次戦の優勝候補戦は「名前負けせずに」 

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田口元義

田口元義Genki Taguchi

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photograph byJIJI PRESS

posted2025/08/15 11:06

「なってしまったことは仕方ないので…」甲子園“広陵辞退で不戦勝”の津田学園…選手が語った胸の内は? 次戦の優勝候補戦は「名前負けせずに」<Number Web> photograph by JIJI PRESS

広陵の出場辞退により2回戦が不戦勝となった三重・津田学園。特例で設けられた甲子園練習を終え、選手たちの胸中は…?

 足並みを揃えた津田学園は、選手がスコアボードを向き、2勝目の勝どきを上げた。

「迷いなくその日を迎えられると思います」

3回戦の相手は…優勝候補筆頭・横浜

 佐川が「その日」と言う17日の相手は、優勝候補筆頭の横浜(神奈川)である。

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 津田学園は2回目のリセットを経て、3勝目の照準をすでに定めている。

 キャプテンの恵土が気概を示す。

「横浜さんは春に優勝していて。世間的には相手が格上というのはあると思うんですけど、野球をやっている以上、グラウンドに立った以上は互角の戦いだと思うんで。名前負けせずに自分たちの野球で、一戦必勝で戦えたらなって思っています」

 彼らは迷いなく、3試合目だったはずの2試合目に臨む。

 予期せぬ波乱はあった。しかし、今度は大会屈指の難敵を撃破し、風を起こす。

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広陵への言及は「一切しないようにしよう」“静寂の甲子園”で公開練習→アカペラの校歌斉唱…不戦勝で3回戦へ 津田学園の胸中は「リセットしたかった」

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