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「なってしまったことは仕方ないので…」甲子園“広陵辞退で不戦勝”の津田学園…選手が語った胸の内は? 次戦の優勝候補戦は「名前負けせずに」
text by

田口元義Genki Taguchi
photograph byJIJI PRESS
posted2025/08/15 11:06
広陵の出場辞退により2回戦が不戦勝となった三重・津田学園。特例で設けられた甲子園練習を終え、選手たちの胸中は…?
ただ前へと進むだけ――3回戦を迎えるにあたっての意思は、14日の甲子園練習で窺い知ることができた。
練習後の取材では監督の佐川のみならず、選手たちにもコメントが求められていた。その質問では広陵について……というよりは不戦勝だったことに重きが置かれていた。
選手も「なってしまったことは仕方ない」
それでもキャプテンの恵土湊暉は、適切な言葉を選択したいとばかりに「う~ん……」と間をおいてから口を開いた。
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「なってしまったことは仕方ないので。前々からそういう話があったなかで『あるかな?』とは思っていました。でも、自分たちは『広陵に勝って、3回戦も絶対にやる』っていう気持ちがあったので切り替えていましたね」
恵土のような反応は他の選手も同じだった。
甲子園練習の最後にマウンドで15球を投げ、調整が順調であることを示したエースの桑山晄太朗は、少しだけ本音を垣間見せつつもチームの意思を述べていた。
「勝負したい気持ちはありましたし、難しいところでしたけど、そこは乗り越えて次の試合までの準備ができていると思います。『しっかり3回戦に向けて』ということで、チーム全員が同じ方向を向いてやれています」

