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2021年「日ハム“超当たり年”ドラフト」を振り返る…達孝太はなぜ高卒で1位指名? 北山亘基が「まさかの8位指名」だったのは? その“納得のワケ”
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安倍昌彦Masahiko Abe
photograph byJIJI PRESS
posted2025/07/21 11:00
今季、ペナントレースで首位を走る日ハムで活躍する2021年ドラフトでの入団選手たち。異例の「当たり年」ドラフトはなぜ起きたのか?
継投を頼んだとしても、中継ぎに池田隆英、河野竜生、玉井大翔、宮西尚生、抑えに田中正義が控えて、ここまで安定した結果を残し、「ドンと来い!」の態勢になっている。
「達孝太6連勝!」の大見出しをスポーツ紙で眺めながら、アッと思ったのが「2021ドラフト」の同級生たちがよく頑張って、今季ここまでの躍進の推進力になっている……そのことだ。
1位指名・達孝太投手(天理高)をはじめとして、3位・水野達稀遊撃手(JR四国)がレギュラーポジションを獲得しつつあり、8位・北山亘基(京都産業大)は強力先発陣の一角を占める。9位・上川畑大悟(NTT東日本)もその好守と快足で内野陣の層を厚くしている。
育成指名からも活躍の選手が…!
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さらに、育成指名組にも成長株が現れた。
育成3位・柳川大晟投手(九州国際大付高)が中継ぎ・抑え陣に食い込み、13日のオリックス戦では、こちらも育成1位の福島蓮(八戸西高)までが今季初登板で先発の5イニングを無失点に抑え、先発陣の新たなワンピースに名乗りを上げてきたから驚いた。
では、そんな「超当たり年ドラフト」の内幕では、一体どんな思惑が渦巻いていたのだろうか?
<次回へつづく>

