- #1
- #2
マスクの窓から野球を見ればBACK NUMBER
2021年「日ハム“超当たり年”ドラフト」を振り返る…達孝太はなぜ高卒で1位指名? 北山亘基が「まさかの8位指名」だったのは? その“納得のワケ”
posted2025/07/21 11:00
今季、ペナントレースで首位を走る日ハムで活躍する2021年ドラフトでの入団選手たち。異例の「当たり年」ドラフトはなぜ起きたのか?
text by

安倍昌彦Masahiko Abe
photograph by
JIJI PRESS
ペナントレースで快走を続ける北海道日本ハムファイターズ。実は今季の躍進を支える選手には、不思議と2021年のドラフト指名組が多い。では、その「超当たり年」だったドラフト会議のウラ側では、どんな思惑が渦巻いていたのか。当時のドラフト解説も務めたベテラン記者が振り返る。《NumberWebレポート全2回の1回目/つづきを読む》
日本ハムの「首位疾走」が止まらない。
大差をつけて相手を圧倒するゲームは少なくても、僅少差のゲームをしっかり勝ちに結びつける戦いぶり。
派手さはなくとも…首位独走は「強い勝ち方」
なっかなか負けない――派手ではなくても、こういう試合運びが、実はいちばん強い勝ち方なのではないかと思っている。
ADVERTISEMENT
伊藤大海、加藤貴之、金村尚真、北山亘基、山崎福也に、6連勝(以下、7月17日現在)を続ける新鋭右腕・達孝太。
先発陣が試合終盤、ないしは終了まで最少失点でしっかり相手チームを抑え、ここまでマークしている「19完投」は、こま切れ継投が主流になっている今のプロ野球界で飛び抜けた「快挙」といってもよいだろう。

