バレーボールPRESSBACK NUMBER

「俺らもおじさんになったけど」男子バレー“BBQ決起集会”でポツリ…“今年30歳”石川祐希、小野寺太志、大宅真樹が思い出す12年前の夏「ある事件が…」 

text by

田中夕子

田中夕子Yuko Tanaka

PROFILE

photograph byYuki Suenaga

posted2025/07/20 06:01

「俺らもおじさんになったけど」男子バレー“BBQ決起集会”でポツリ…“今年30歳”石川祐希、小野寺太志、大宅真樹が思い出す12年前の夏「ある事件が…」<Number Web> photograph by Yuki Suenaga

今年30歳となる石川祐希、大宅真樹、小野寺太志。ユース時代から知る同学年の3人が“12年前の夏”を振り返った

 2013年初夏、メキシコで開催された世界ユース(U19)男子バレーボール選手権大会。その中に、高校3年の石川、小野寺、大宅がいた。

 すでに全国制覇を経験した石川はチームのエース、大宅もセッターとして前年のアジア選手権では主軸を担った。一方、中学まで野球部だった小野寺はバレーボールの経験が浅く、当時を「素人時代」と笑いながら回顧する。

「僕があまりにできないから、祐希はいろいろ親切に教えてくれたし、“あの頃”は優しかったんですよ(笑)。プレーは同世代ではダントツ。でもバレー以外は抜けているところもあって。大宅は常にお調子者。よく考えると、今もそこはあんまり変わっていないですね」

ADVERTISEMENT

 日本代表とはいえ、思春期の青年たち。指導者はさぞ手を焼いたのだろう、と思いきや当時のチームを率いていた本多洋は「純粋で、純朴そのものだった」と回想する。

「バレーボールだけでなく食事やトレーニング、ストレッチもちゃんとやる。こちらから言わなくても、自分たちからやる子たちばかり。バレーボールに対して、まっすぐな選手たちでした」

【次ページ】 「サボる石川、オドオド小野寺、大宅は尖ってた」

BACK 1 2 3 4 NEXT
#大宅真樹
#石川祐希
#小野寺太志
#永露元稀
#本多洋

バレーボールの前後の記事

ページトップ