「ミナの何が素晴らしいって…」対戦相手との“キスシーン”も話題に…なぜ白川未奈はアメリカでウケている？ スターダム退団後に語った“覚悟” 

　マライアの異変に気づき入場ステージに出たら、試合を終えたばかりの坂崎ユカとすれ違ったことも。東京女子プロレスではトップと新人。一度だけのシングル対決は試合中に頭を打ちボロボロだったのを覚えている。

　しかし今では、どちらもAEWの女子王者候補。白川は「ユカさんとタイトルマッチをやりたい。志田光さんとも、リングで初遭遇してみたい」と言う。

　そんな充実した生活が、試行錯誤の上にあることは間違いない。アメリカで試合をするとどの会場でも反応がよく、以前は「自分のどこに魅力を感じてくれているのだろう？」と考え眠れないこともあった。セクシーな魅力を振りまいたり英語が話せたりするのは、アメリカのファンにとっては珍しいことではないはずなのだ。

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「多くの選手やファンに、私は“ライブショー・カリスマ”だって言ってもらえたことがあって」

©Norihiro Hashimoto

スターダム退団の覚悟「AEWに断られたらフリーでやるしかない」

　SNSを見ていると、白川の入場ダンスを切り取ったショート動画がよく出回ってくる。試合後のトニーとのキスシーンも話題に。

「マライアとのタイトルマッチはビッグマッチ生放送のメイン。数字が見込める選手しか試合を組んでもらえないんです。それは凄く自信になりましたね。試合内容としても盛り上がったし、高い評価もいただいて。でも……」

　マライアにもトニーにもモネにも、まだ勝てていないのが現状だ。

「ということは、今のままじゃダメってことなんです」

スターダム退団を発表した白川　©Norihiro Hashimoto

　昨年と同じでは後退しか待っていないだろう。さらに踏み込んで、日本を離れ生活すべてを変えてAEWに集中することを決意した。

　そのための筋も通した。ケジメとしてスターダム退団を優先させたのだ。「それでAEWに断られたらフリーでやるしかないなと」。

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