あの“まさかの指名漏れ”選手も…大学野球“超名門校”が不祥事で「全国大会辞退」の衝撃「リーグ戦では2連投も」4年生エースの胸中は？ 

　ダダダーッと相手をなぎ倒していくような強さはないかもしれないが、なかなか負けないという、実はいちばん強いタイプのチームを毎年仕上げて、リーグ優勝か、それに近い結果を残していた。

春のリーグ戦直前…監督逮捕の衝撃

　だから、この春のリーグ戦の最中に出た富山陽一監督の逮捕の報には、かなり驚いた。車検が切れた軽トラックを知人に運転させていたという容疑だった。

　日ごろの練習の厳しさでは、音に聞こえた大阪商大である。監督関係で、もし「ある」とすれば、パワハラとかの案件かと想像していたら、交通系の犯罪だったので「ええっ！」と思ったものだ。

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　それにしても、タイミングがタイミングである。

　さしもの強豪も大ピンチかと思ったが、チームの「底力」とはこういう時のために鍛えておくものなのだろう。

　高瀬義和監督代行のもと一致団結。エース鈴木豪太が2日連続完投勝利の鉄腕ぶりを発揮して、6勝1敗をマーク。バックもそれに呼応して奮戦し、終わってみれば、チームはリーグ戦9勝2敗。

春のリーグ戦では「2日連続完投」も見せた大商大エースの鈴木豪太　©Sankei Shimbun

「なかなか負けないチーム」の本領を発揮すると、7季連続28回目のリーグ優勝を達成したから、正直、驚いた。

　しかし、本当の「驚愕」はそのあとにやって来た。

＜次回へつづく＞