「浦和レッズにまた…」“万博でビックリ発言”長谷部誠に「ドイツで16年半の長谷部でも未達成」日本代表後輩2人の“スゴい快挙”を聞いてみた 

　ただ、イエローカードの累積による出場停止で1試合欠場した。翌シーズンも大きな怪我なくピッチを走り続けたが、2試合だけ欠場した。その後、フランクフルトは欧州カップ戦の常連となった。試合ごとにローテーションを採用することも増えると、長谷部はブンデスリーガ全試合出場を達成しないまま、通算22年半、ドイツで16年半に及ぶ現役生活に幕を下ろした。

現役ラストゲーム後の長谷部　©Itaru Chiba

　ちなみに、奥寺でさえも全試合出場を成し遂げたのは1982-83シーズンの一度だけ。そこから長きにわたって、奥寺の記録に肩を並べる者が出てこない時代が続いた。

じつは堂安と佐野海舟が同時に達成していた

　それなのに――じつは今シーズン、奥寺に並ぶ記録を達成した選手が2人も同時に現れたのだ。その2人とは、堂安律と佐野海舟である。

　では、長谷部は彼らの凄さをどのように評したのだろうか。〈つづく〉