大谷翔平30歳vsジャッジ33歳「打球速度は大谷が上だが…なぜ飛距離はジャッジ？」今季44ホームラン徹底比較で“2人の違い”がクッキリ 

〈大谷翔平/ドジャース〉
2025年 58試233打68安23本39点11盗37球68振 率.292 OPS1.047
5月27日ガーディアンズ戦 3打1安1本2点0盗 2球2振
5月28日ガーディアンズ戦 3打0安0本0点0盗 1球1振
5月30日ヤンキース戦 5打2安2本2点0盗 0球1振
5月31日ヤンキース戦 4打2安0本0点0盗 0球2振
6月1日ヤンキース戦 4打0安0本0点0盗 0球1振
6月2日メッツ戦 4打1安1本2点0盗 0球2振
6試合23打6安4本6点0盗 3球9振 率.261

　今週はわずか6安打だがそのうち4本が本塁打で、しかも2本が先頭打者本塁打。5月は自身最多タイの月間15本塁打。好調を維持して大好きな6月に突入しそうだ。投手としては26日に手術後初のライブBP（実戦的な投球練習）のマウンドへ。最速156km/hを記録した。

〈鈴木誠也/カブス〉
55試219打59安14本52点1盗23球63振 率.269 OPS.895
5月27日ロッキーズ戦 5打1安0本1点0盗 0球2振
5月28日ロッキーズ戦 3打1安0本1点0盗 1球0振
5月30日レッズ戦 4打1安0本0点0盗 0球1振
5月31日レッズ戦 3打1安0本1点0盗 1球0振
6月1日レッズ戦 3打0安0本0点0盗 1球0振
5試合18打4安0本3点0盗 3球3振 率.222

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　5試合で4安打ながらも3打点。通算52打点は、同僚のピート・クロウ・アームストロング（PCA）に1点差でナ・リーグ1位だ。

〈ラーズ・ヌートバー/カージナルス〉
57試225打56安8本28点4盗34球51振 率.249 OPS.759
5月27日オリオールズ戦4打3安1本2点0盗 1球1振
5月28日オリオールズ戦5打2安0本0点0盗 0球2振
5月30日レンジャーズ戦4打1安0本1点0盗 0球2振
5月31日レンジャーズ戦4打0安0本0点0盗 0球1振
6月1日レンジャーズ戦3打1安0本0点0盗 1球2振
5試20打7安1本3点0盗 2球8振 率.350

　今週は7安打と好調。27日のオリオールズ戦では立ち上がりから菅野智之を攻略して先制機を作った。

由伸はヤ軍打線に打ち込まれたが、ジャッジには…

〈山本由伸/ドジャース〉※投手のカッコ内は（球数-ストライク）
12試6勝4敗0S67.2回45安6本23球77振 責18率2.39
6月1日ヤンキース戦3.2回7安1本3球2振 責4（96-59）●

　1日のヤンキース戦では初回に2安打1四球で先制を許し、3回にはジャッジに四球を与えライスに2ランを浴びるなど4失点。長いシーズン、こういう試合もあるということだろう。防御率2.39はナ・リーグ3位。

〈菅野智之/オリオールズ〉
11試4勝3敗0S64回58安11本10球35振 責23率3.23
5月27日カージナルス戦5.1回8安1本0球3振 責3（91-59）

　27日のカージナルス戦は2回までに3失点。しかしここから立て直して6回途中自責点3。ベテランらしい安定感だった。

〈千賀滉大/メッツ〉
11試6勝3敗0S62回45安3本28球59振 責11率1.60
5月31日ロッキーズ戦6.1回2安1本2球7振 責2（92-55）〇

　ロッキーズ戦は7回途中わずか2被安打。ソロ本塁打などで2失点したが、安定の6勝目。ナ・リーグ防御率1位をキープしている。

〈菊池雄星/エンゼルス〉
12試1勝5敗0S64.2回63安7本35球58振 責22率3.06
5月28日ヤンキース戦5回4安0本5球4振 責1（93-51）●

　28日のヤンキース戦は負け投手になったが5回自責点1の好投。Baseball Referenceでは菊池のWARは1.8と、チーム投手陣では一番高い。

〈松井裕樹/パドレス〉
24試0勝1敗0S23回18安2本11球26振 責9率3.52
5月27日マーリンズ戦1回1安0本1球1振 責0（15-8）
5月28日マーリンズ戦0.2回1安0本0球0振 責1（7-5）
5月31日パイレーツ戦0回4安0本0球0振 責2（16-10）

　31日のパイレーツ戦では7回1死から登板するもオニール・クルーズ、マカッチェンに連打されレイノルズには二塁打、ホーウィッツにもタイムリーを打たれ2失点。防御率は3点台と、救援陣での生き残りへ正念場だ。

前田がマイナーで防御率23.70の正念場

　登板のない投手、マイナー調整が続く選手は以下の通り。

〈佐々木朗希/ドジャース〉
　8試1勝1敗0S34.1回29安6本22球24振 責18率4.72
〈今永昇太/カブス〉
　8試3勝2敗0S44.2回35安7本14球34振 責14率2.82
〈前田健太/タイガース〉
　7試0勝0敗0S8回9安1本6球8振 責7率7.88

　佐々木は5月9日のダイヤモンドバックス戦後にIL入り。右肩のインピンジメント症候群を発症。すでにキャッチボールを始めたという報もある。今永は5月4日のブルワーズ戦で左足を痛めてIL入り。5月31日、シカゴの本拠地でIL入り後2度目となるブルペンでの投球練習。6月中の復帰を目指す。前田は5月1日にDFA（実質的な戦力外）に。カブスとマイナー契約を結ぶもAAAアイオワカブスでの29日の登板では、1回を投げ7被安打3与四球で自責点9、防御率は24.30とかなり厳しい。

　ILリスト入りしているパドレスのダルビッシュ有は、右ひじの痛みを訴え実戦復帰ができていない状況。同じくILのレッドソックスの吉田正尚も復帰のめどは立っていない。ナショナルズ傘下AAAロチェスターの小笠原慎之介は、4月17日に脇腹痛でIL入り。

　マイナー契約フィリーズ傘下AAAリーハイバレーの青柳晃洋は、5月31日の登板で1回を投げて無失点。通算防御率は3.29。フィリーズの救援陣はクローザーのロマーノが不振で、青柳にメジャー昇格の可能性が出ている。マリナーズ傘下AAAタコマの藤浪晋太郎は5月18日から5試合連続で無失点。この間5イニングで被安打0ながら6与四球4奪三振。この数字をどう評価するか。元DeNA乙坂智もAAAタコマに入団。左翼手として出場している。現時点で5試合17打数3安打 率.176。