森保一監督「新戦力を招集したい」と明言！ 6月シリーズで佐野海舟復帰か…半数以上入れ替わる？ “100人以上の候補”からの新メンバーを大予想！ 

　攻撃から守備に切り替わった瞬間、相手のカウンターの芽を摘むべく真っ直ぐにボールホルダーにアプローチできる選手は限られる。佐野海はピンチの種類を瞬時に見極め、必要とあらば、自分のマークを放してボールハントに向かう判断にブレがない。

　ゴール前のスペースを埋めるように帰陣する選手は多いが、優れた危機察知能力とボール奪取能力を兼備する佐野海は迷わず奪いに行ける希少な存在と言える。まさに現代表で遠藤が果たしている役割だ。

現代表で最も「代えの利かない選手」遠藤　©Kiichi Matsumoto

遠藤航不在に備えて

　本大会に向けて、出場停止やケガによって遠藤が不在になるケースに備えておく必要があるだろう。誰が出ても変わらず戦えることを求めている森保監督の考えを実現する上でも、ブンデスリーガ1年目から結果を残した佐野海の存在は見逃せない。指揮官が指摘した通り、奪ってからボールを前進させる能力にも磨きがかかった。招集されれば、24年2月（アジアカップ）以来の代表復帰。現場レベルでは早い段階から招集のタイミングをうかがっていたようだ。6月シリーズが、その機会になると思われる。

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　もちろん、佐野海以外にも可能性のあるメンバーは多い——。

〈つづく〉