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「オオタニのハイライトが楽しみなんだ」ジャッジもトラウトもプホルスも…大谷翔平のホームランに最強打者がウキウキ「アイツの本当の力だ」
posted2025/03/16 17:00

プレシーズンマッチ巨人戦でいきなりホームランを放った大谷翔平
text by

NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Robert Gauthier/Getty Images
ジャッジ「オオタニのハイライトが楽しみ」
<名言1>
僕は毎晩、彼のハイライトを見るのを楽しみにしているんだ。
(アーロン・ジャッジ/Number1111号 2024年12月26日発売)
◇解説◇
ドジャース大谷翔平が東京でのメジャーリーグ開幕戦を前にしたプレシーズンマッチで、球春到来を告げる祝砲を打ち上げた。15日の巨人戦、3回の第2打席で相手先発・戸郷翔征の低めに投じた変化球をすくい上げると、鮮やかな放物線を描いてライトスタンドへ。WBCでともに戦った後輩からの2ランホームランで、東京ドームに駆け付けた4万人超の観客、そして映像で見守った数多くの視聴者を驚かせた。
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2018年から戦いの場を移したメジャーの舞台、レギュラーシーズンで放った本塁打は、計225本。アメリカン、ナショナルリーグと両リーグで2年連続ホームラン王に輝いたスラッガーに対しては、誰もが称賛するとともに、驚きの声を隠さない。“MVP論争”など同時代を生きるライバルの筆頭格として名が挙がるヤンキースのジャッジもその1人である。
2024年はワールドシリーズの大舞台で両雄並び立ったが、その数カ月前のオールスターでのこと。近年はファンサービスで守備に就いている際、マイクをつけてテレビ中継のインタビューに応えるケースが多いのだが――外野を守るジャッジはこの際、大谷についてこのように話していた。
「信じられないね。毎年、大変なことをやってのけている。今季はトミー・ジョン手術のリハビリの年なのに(オールスター時点で)打率3割1分6厘、29本塁打とか、そんな成績を挙げている。本当にとてつもないことだよ」